総合研究大学院大学

栄養の乏しい環境で生きるしくみ ― 光合成と共生による細胞内の“循環農業” 生物環境工学

栄養の乏しい環境で生きるしくみ ― 光合成と共生による細胞内の“循環農業”

2025-10-30 国立遺伝学研究所国立遺伝学研究所の研究チームは、光合成を行う藻類と細胞内で共生する細菌が、限られた栄養環境下で「代謝物の循環」を通じて生存する仕組みを発見した。藻類が光合成で生産する有機物を細菌が利用し、細菌が生成する...
遺伝子のスイッチOFFに関わるヒストンのメチル化酵素の活性を制御する新たな仕組みを発見 細胞遺伝子工学

遺伝子のスイッチOFFに関わるヒストンのメチル化酵素の活性を制御する新たな仕組みを発見

2025-09-22 基礎生物学研究所,総合研究大学院大学,東京大学定量生命科学研究所基礎生物学研究所・総合研究大学院大学・東京大学の共同研究チームは、遺伝子のスイッチOFFに関与するヒストン修飾酵素Clr4/Suv39の活性を調節する新た...
水中でバランスを保つ秘密~成魚が体をわずかに曲げて姿勢を保つメカニズムを発見~ 生物環境工学

水中でバランスを保つ秘密~成魚が体をわずかに曲げて姿勢を保つメカニズムを発見~

2025-09-18 基礎生物学研究所,生命創成探究センター,総合研究大学院大学基礎生物学研究所・生命創成探究センター・総合研究大学院大学の研究チームは、成魚ゼブラフィッシュが水中で安定した姿勢を維持する仕組みを解明した。観察の結果、魚は体...
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植物の葉細胞が幹細胞に変わる仕組み 〜DNAのたたみ方を段階的に変えるメカニズムの発見〜 細胞遺伝子工学

植物の葉細胞が幹細胞に変わる仕組み 〜DNAのたたみ方を段階的に変えるメカニズムの発見〜

2025-08-08 基礎生物学研究所,総合研究大学院大学基礎生物学研究所と総合研究大学院大学の研究チームは、コケ植物ヒメツリガネゴケを用い、葉細胞が幹細胞に変化する「リプログラミング」の仕組みを解明しました。2万個以上の細胞を解析した結果...
親による子の保護行動が卵の形を変化させる 生物環境工学

親による子の保護行動が卵の形を変化させる

2025-05-30 鳴門教育大学鳴門教育大学の工藤慎一准教授らの研究チームは、ツノカメムシ科の複数種を比較し、メス親の保護行動が卵の形状進化に影響を与えることを明らかにしました。メス親が卵塊を体で覆って外敵から守る行動が、卵塊の面積を小さ...
台湾からデニソワ人~台湾最古の人類化石はデニソワ人男性の下顎骨だった~ 生物工学一般

台湾からデニソワ人~台湾最古の人類化石はデニソワ人男性の下顎骨だった~

2025-04-11 総合研究大学院大学​総合研究大学院大学の蔦谷匠助教らを中心とする国際共同研究チームは、台湾・澎湖水道の海底から発見された下顎骨化石「澎湖1号」(約19万〜1万年前)が、デニソワ人男性に由来することを、古代タンパク質の解...
ソバゲノムの解読 ~高精度ゲノム解読がソバの過去と未来を紡ぐ~ 生物工学一般

ソバゲノムの解読 ~高精度ゲノム解読がソバの過去と未来を紡ぐ~

2023-08-11 京都大学,科学技術振興機構,農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構),かずさDNA研究所,総合研究大学院大学,千葉大学,京都府立大学,理化学研究所2050年の世界人口は97億と予想され、イネ、コムギ、トウモロコシなど...
時を刻むタンパク質の巧みなアクセル・ブレーキ操作 ― 概日リズムを原子から細胞スケールまで伝える省エネ分子、KaiC 生物化学工学

時を刻むタンパク質の巧みなアクセル・ブレーキ操作 ― 概日リズムを原子から細胞スケールまで伝える省エネ分子、KaiC

2022-05-06 分子科学研究所概要自然科学研究機構分子科学研究所の古池美彦 助教、向山厚 助教、甲田信一 助教、秋山修志 教授、斉藤真司 教授、欧陽東彦 研究員、総合研究大学院大学後期博士課程のDamien Simonさん、名古屋大学...
アゲハの色覚神経系の配線 生物化学工学

アゲハの色覚神経系の配線

2022-04-19 生理学研究所研究概要アゲハは、これまでに調べられたあらゆる動物の中で、最もすぐれた色覚をもっていることが分かっています。すぐれた色覚系のしくみと進化をさぐる一環として、総合研究大学院大学と生理学研究所を中心とする国際的...
概日リズムを奏でる時計タンパク質の内部で「2つの歯車」が噛み合う仕組み 生物化学工学

概日リズムを奏でる時計タンパク質の内部で「2つの歯車」が噛み合う仕組み

2022-04-18 分子科学研究所概要自然科学研究機構 分子科学研究所・協奏分子システム研究センターの古池美彦助教、向山厚助教、秋山修志教授、欧陽東彦研究員、総合研究大学院大学・後期博士課程のDamien SIMONさん、名古屋大学大学院...
世界最大の花・ラフレシアの新産地とその生態の解明 ~地域社会による生息域内保全の促進に期待~ 生物工学一般

世界最大の花・ラフレシアの新産地とその生態の解明 ~地域社会による生息域内保全の促進に期待~

世界最大の花ラフレシアのマレーシア・サラワク州ナハ・ジャレー地域における新産地とその生態について報告しました。
白化したサンゴの生死を決める新たな要因を発見 〜高温ストレスによる共生藻の共生能力の低下〜 生物化学工学

白化したサンゴの生死を決める新たな要因を発見 〜高温ストレスによる共生藻の共生能力の低下〜

2020-08-25 基礎生物学研究所,総合研究大学院大学サンゴ礁に棲息するサンゴは、体の中に藻類(共生藻)を共生させ、成育や生存に必要な栄養の多くを共生藻の光合成に依存しています。しかし、海水温が異常に高くなると、サンゴは共生する藻類を失...
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