世界初の大陸間ロボット手術を実施(World first! ZJU professor performs transcontinental robotic surgery)

浙江大学医学部附属Sir Run Run Shaw Hospital(SRRSH)は7月19日、世界初となる大陸間ロボット手術に成功した。患者は杭州の病院にいたが、執刀した梁晓教授はフランス・ストラスブールで開催された学会会場からロボットコンソールを操作し、肝腫瘍摘出術を実施。4本のロボットアームと高解像度カメラにより、複雑な血管や癒着部を精密に処理し、腫瘍を安全に除去した。手術は約50分で完了し、患者は数日後に退院した。今回の成功は、中国製ロボットと5G通信技術を駆使したテレサージェリーの重要なマイルストーンとされる。SRRSHはこれまでも新疆アラル校との間で国内超遠隔手術を実現しており、今回の成果はその延長線上に位置づけられる。手術の模様は国際学会で約2万人が見守り、リアルタイムで「止血完了」「手術終了」と報告が伝えられると大きな喝采を浴びた。本成果は、地理的制約を超えて高度医療を世界的に共有できる未来への一歩を示すものと評価されている。