血液検査によるアルツハイマー病変の検出法が製品化され、医療機器承認を取得しました

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2020-12-22 国立長寿医療研究センター

島津製作所は、12月2日に「血中アミロイドペプチド測定システム Amyloid MS CL」(以下、「アミロイドMS CL」)について管理医療機器(クラスⅡ)としての承認を取得しました。この「アミロイドMS CL」は、島津製作所と国立長寿医療研究センターが2018年に開発した、アルツハイマー病に伴う脳内アミロイド病変を推定するための新しい血液分析法「アミロイドMS」の技術※の一部を医療機器として製品化したものです。今後実用化に向けては臨床的エビデンスを取得していくとしています。アルツハイマー病の早期診断を目指してさらなる開発が期待されます。

※ 島津製作所のMS(質量分析)技術を用いて、血液数滴(約0.5mL)に含まれるアミロイドβを測定する技術です。同社との共同研究を通じて、アミロイドβの測定値から算出されるバイオマーカーにより、極めて高い精度でアルツハイマー病変(アミロイド蓄積)が検出されました。
Nature, A. Nakamura, N. Kaneko et. al., High performance plasma amyloid-β biomarkers for Alzheimer’s disease. doi:10.1038/nature25456

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