ナノポアを形成する新規ベータシートペプチドを無細胞合成し オリゴペプチドの検出と識別に成功 ~1分子をラベルフリーに検出可能なバイオセンシング技術への応用に期待~

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2023-02-03 東京農工大学,横浜国立大学,科学技術振興機構

東京農工大学 大学院工学府 大学院生 藤田 祥子(卓越大学院生)、同大学 大学院工学研究院 生命機能科学部門の川野 竜司 教授と横浜国立大学の川村 出 准教授らのグループは再構成型無細胞合成系を用いて、人工設計したナノポアを形成するベータシートペプチドを合成し、オリゴペプチドの検出に成功しました。本技術は、1分子をラベルフリー(非標識)で検出可能なバイオセンシング技術であるナノポアセンシングへの応用が期待されます。

本研究成果は、American Chemical Societyが発行する「ACS Nano」に2023年2月3日(日本時間)に掲載されました。

本研究は、JST CREST 原子・分子の自在配列・配向技術と分子システム機能 JPMJCR21B2、JSPS 科研費 学術変革領域研究(A)「超越分子システム」21H05229、基盤(A)19H00901の助成を受けたものです。

詳しい資料は≫

<論文タイトル>
“Cell-Free Expression of De Novo Designed Peptides That Form β-Barrel Nanopores.”
DOI:10.1021/acsnano.2c07970
<お問い合わせ先>

<研究に関すること>
川野 竜司(カワノ リュウジ)
東京農工大学 大学院工学研究院 生命機能科学部門 教授

<JST事業に関すること>
嶋林 ゆう子(シマバヤシ ユウコ)
科学技術振興機構 戦略研究推進部 グリーンイノベーショングループ

<報道担当>
東京農工大学 総務部 企画課 広報係
横浜国立大学 総務企画部 学長室 広報・渉外係
科学技術振興機構 広報課

有機化学・薬学
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