2025-02-03 東京大学
東京大学大学院医学系研究科の神馬崇宏(医学博士課程)、同研究科先進循環器病学講座 金子英弘特任准教授、同研究科循環器内科学 武田憲彦教授、同研究科臨床疫学・経済学 康永秀生教授らによる研究グループは、SGLT2阻害薬の腎保護作用に対する基礎体格指数(BMI)の修飾作用を明らかにしました。
本研究では日本の大規模な医療データベースを解析することにより、SGLT2阻害薬の腎保護作用が幅広いBMIの2型糖尿病症例で認められること、そしてBMI高値の患者さんにおいてその効果が増強することを世界で初めて示しました。
臨床試験で心腎保護効果が示され広く使用されているSGLT2阻害薬ですが、実臨床における最適な使用方法に関しては未だ議論が続いています。本研究成果は、日本の実臨床においてSGLT2阻害薬を処方する際に対象となる患者さんの選択の指針になると考えられます。
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