2020-11-18 神戸市民病院機構,日本医療研究開発機構
概要
神戸市立神戸アイセンター病院は、他人由来のiPS細胞から作製した網膜シートを、網膜色素変性患者の網膜下に移植する世界初の臨床研究「網膜色素変性に対する同種iPS細胞由来網膜シート移植に関する臨床研究」を計画してきましたが、この度、本研究の1例目の移植手術を実施いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
概要図
発表者
神戸市立神戸アイセンター病院
栗本康夫 院長
平見恭彦 副院長
万代道子 医師(国立研究開発法人理化学研究所生命機能科学研究センター、網膜再生医療研究開発プロジェクト副プロジェクトリーダー)
手術について
- 実施日:令和2年10月上旬
- 実施場所:神戸市立神戸アイセンター病院
- 被験者:関西在住 60歳代 女性
- 方法:他人由来のiPS細胞から作製した網膜シートを網膜色素変性患者の網膜下に移植
(研究協力機関)
国立研究開発法人理化学研究所:免疫反応試験の実施
神戸市立医療センター中央市民病院:救急時等の対応
大日本住友製薬株式会社:網膜シートの製造
- (支援機関)
国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)
事業名:「再生医療実用化研究事業」「再生医療実現拠点ネットワークプログラム 疾患・組織別実用化研究拠点(拠点A)」
大日本住友製薬株式会社
これまでの経過
令和2年2月10日 大阪大学第一特定認定再生医療等委員会にて承認
令和2年6月11日 厚生労働省 再生医療等評価部会にて了承
お問い合わせ先
地方独立行政法人神戸市民病院機構
神戸市立神戸アイセンター病院 事務局 経営管理課 山崎、小林
神戸市医療・新産業本部 医療産業都市部 調査課 速水、奥田
事業に関するお問い合わせ先
国立研究開発法人日本医療研究開発機構
再生・細胞医療・遺伝子治療事業部 再生医療研究開発課