生物化学工学

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家の守り神「ヤモリ」が夜でも色を見分けられるのはなぜ

夜行性のヤモリが暗がりで色を見分ける特殊な能力を持つメカニズムを明らかにした。
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胃酸を分泌するタンパク質を改造!?~輸送するイオンの数を人工的に変えることに成功~

胃酸の分泌を担う膜タンパク質である「胃プロトンポンプ」を人工的に改変することで、輸送するイオンの個数を変化させることに成功した。この成果によって、膜タンパク質が行うイオン認識機構の一端が明らかになった。
生物化学工学

植物で受精卵を活性化する機構の進化的起源を解明~雌雄の因子が出会って成長をスタートさせる~

植物において受精卵の発生を開始させる機構の進化的起源を解明した。コケ植物苔類のゼニゴケでは、卵細胞にあるKNOXという転写因子(遺伝子の発現を調節するタンパク質)が、精子由来のBELLという転写因子に助けられて核に移行し、受精卵の分裂を引き起こすことを突き止めた。
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光合成を人為的に制御できるか 脂肪酸によって光合成活性が変化する仕組みを解明

微細藻類や植物の光合成活性を阻害してしまう物質として、微細藻類自体が産生する脂肪酸に含まれる多価不飽和脂肪酸が知られており、その阻害作用の分子メカニズムを解明した。遊離した多価不飽和脂肪酸が、光合成の場であるチラコイド膜にある主要なリン脂質であるホスファチジルグリセロールに特異的に取り込まれることで、光合成装置を不安定化して失活させることを明らかにした。
生物化学工学

ニホングリのゲノムを解読 ~ゲノム構造から見えてくるバラ類植物の進化~

ニホングリはリンゴなどバラ目の木本植物とゲノム構造が類似していることがわかり、バラ類植物のゲノム進化の過程を考えるひとつの手がかりが得られた。
生物化学工学

生体膜カルシウムイオン輸送の分子機構を解明~ATPによるタンパク質の輸送機構に新しい知見~

細胞内のカルシウムイオン輸送をつかさどるカルシウムイオンポンプによって、カルシウムイオンが小胞体へ放出される過程を計算機シミュ―レーションを用いて計算し、カルシウムイオン輸送の分子機構を明らかにした。
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抗菌ペプチドは細菌の細胞内にどのように取り込まれるのか?~細菌の膜輸送体SbmAの立体構造の解明~

細菌の膜輸送体タンパク質SbmAの精密立体構造を解明した。
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トマトの葉の形態の多様化の過程を明らかに

高速シークエンサーを用いて得られたゲノム情報を利用して、葉の形態が特徴的なトマトについて二つの原因遺伝子を同定し、そのうちの一つの遺伝子の進化の過程を明らかにした。
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精子DNAを捨てないで~受精卵における精子染色体の放出防止機構を発見~

マウスを用いて、受精卵には精子染色体の細胞内局在を制御し、余分な卵子染色体とともに極体へ放出されるのを防止する機構が存在することを明らかにした。
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霊長類におけるグルタミン酸の旨味の起源~体の大きな霊長類は旨味感覚で葉の苦さを克服~

アミノ酸センサーだと考えられていた旨味受容体が、霊長類の祖先ではイノシン酸やアデニル酸などのヌクレオチドを感度良く検出するセンサーとして機能していたことを見出した。
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酸素の発生を伴わない光合成の謎を解明~光合成細菌の高効率なエネルギー変換を司る複合体の可視化により、太陽光利用などに役立つことが期待~

光合成細菌の光合成モデルとして研究が進んでいる細菌の一種Rhodospirillum rubrum(ロドスピリラム・ルブルム)(R. rubrum)の「膜タンパク質コア光捕集複合体」をクライオ電子顕微鏡により立体的に可視化することに成功した。
生物化学工学

植物の再生と防御のスイッチ~転写因子WINDは道管再形成や自然免疫も制御する~

転写因子WINDが傷口のカルス化だけでなく、道管の再形成や病原菌への抵抗性獲得に重要な働きをしていることを発見した。
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