細胞遺伝子工学 心筋自己再生を誘導する新規遺伝子Klf1の発見 ゼブラフィッシュを用いて成熟心筋細胞の再生誘導で中心的に機能する転写因子Krüppel-like factor 1 (Klf1) の同定に成功した。 2021-04-09 細胞遺伝子工学
細胞遺伝子工学 原発性胆汁性胆管炎の新たな遺伝要因を同定~ヒト全ゲノム領域へのRHM法による世界初の成果~ 原発性胆汁性胆管炎(PBC)の日本人遺伝子データベースと日本人の一般集団の全ゲノムデータベースとの比較を行い、3箇所の新規領域を含む、合計7箇所の染色体上の疾患に関わる候補領域を、ポリジェニック効果を考慮した手法、領域内遺伝率推定法(RHM)による、ゲノム解析から同定した。 2021-04-09 細胞遺伝子工学
医療・健康 リソソームの膜タンパク質ATP6V0A1の異常が発達性およびてんかん性脳症の原因となることを発見 てんかんと発達の遅れがある小児患者700例のゲノムDNAの配列を次世代シークエンスで決定することで、新たな責任遺伝子ATP6V0A1の異常を発見した。患者と同じ遺伝子異常を導入したマウスモデルを解析し、遺伝子異常がリソソームの機能異常をもたらし、シナプス形成を障害することを明らかにした。 2021-04-09 医療・健康細胞遺伝子工学
細胞遺伝子工学 テロメアの近くで起こる組換えとシナプシスの関係 相同染色体間の物理的な接着(シナプシス)がテロメア近傍での組換えに果たす役割を、ゼブラフィッシュを用いて解析した。シナプシスはテロメア近くで組換えの開始には重要ではないが、正常に終わらせるために必要であることがわかった。 2021-04-08 細胞遺伝子工学
細胞遺伝子工学 一細胞解析から細胞変換を読みとく~繊維芽細胞から特定神経細胞へ変換させる転写因子を決定する~ ヒト線維芽細胞に複数の転写因子を導入しさまざまなタイプの神経細胞に変換する過程において、どの転写因子が細胞変換を決定するのかを一細胞解析から導き出す手法を開発した。 2021-04-08 細胞遺伝子工学
細胞遺伝子工学 新たな1細胞RNA分画解読法の開発に成功~ナノポアシーケンサーを用いた高精度解析を実現~ マイクロ流体技術により一つの細胞から核RNAと細胞質RNAを分画し、それぞれをナノポアシーケンサーで解析し、RNAアイソフォーム(遺伝子ファミリー)の細胞内局在を定量する「ナノ1細胞分画解読法(NanoSINC-seq法)」を開発した。 2021-04-08 細胞遺伝子工学
細胞遺伝子工学 ヒトのナイーブ型iPS細胞から胎盤細胞を作る 〜体外での胎盤発生モデルの構築に成功〜 ヒトのナイーブ型iPS細胞から初めて栄養外胚葉(TE)の作製に成功し、胎盤細胞へ続く細胞群への分化も確認できた。ヒトの初期胚の研究において、体外で胎盤細胞の分化過程を模倣するモデルが構築出来た。着床前後の胎盤細胞の変化を調べることが可能となる。 2021-04-08 細胞遺伝子工学
医療・健康 新たな骨の難病とその原因遺伝子を発見~TMEM53は細胞内シグナルを制御する核膜孔の”門番”~ 新たなタイプの骨の難病である「Ikegawa型頭蓋管状骨異形成症(Craniotubular dysplasia, Ikegawa type)」を発見し、その原因遺伝子TMEM53を同定した。 2021-04-07 医療・健康細胞遺伝子工学
細胞遺伝子工学 細胞核内のクロマチンの物理的性質 ゲノム情報は、DNAの長い鎖にコード化され、折りたたまれてクロマチンとして小さな核に保存されている。ゲノミクスと高度なイメージング研究からの新しい証拠に基づいて、混雑した核環境におけるクロマチンの物理的性質とそれがどのように調節されているかについて論じた。 2021-04-06 細胞遺伝子工学
医療・健康 レンコン構造が細胞治療の鍵!?ヒトiPS細胞由来膵島移植による糖尿病マウスの血糖値正常化と移植片の回収に成功 直径6ミリメートルのレンコン状構造のハイドロゲルにヒトiPS細胞由来膵島をカプセル化した移植片を開発した。作製した移植片を糖尿病モデルマウスに移植したところ、半年以上の長期にわたり血糖値が正常化した。また、一年以上の移植後に移植片を癒着なく回収することに成功した。 2021-04-02 医療・健康細胞遺伝子工学
細胞遺伝子工学 骨格筋幹細胞を純化する方法を確立~筋肉の細胞移植治療の実現に向けて~ ヒトiPS細胞から骨格筋幹細胞へと分化誘導する際に有用な2つの新たなマーカーとしてCDH13およびFGFR4を見出した。 2021-04-02 細胞遺伝子工学
細胞遺伝子工学 血液細胞へ効率よく変化させる弱い接着を明らかに 〜血液細胞の産生効率を向上〜 維持培養時の細胞外基質(合成ラミニン)によってiPS細胞の血液細胞への分化能が制御されていることを示した。弱い接着性がインテグリンβ1サブユニット(ITGB1)古典的Wnt経路により血液細胞への分化効率を高めていることを明らかに。血液分化培養方法の改良と併せて産生効率を大幅に向上させることに成功した。 2021-04-01 細胞遺伝子工学