医療・健康 非接触型センサーを用いた手指動作解析で頚髄症をスクリーニング 頚髄症の悪化に伴って手指の動きが悪くなることに着目し、その特徴を解析した。非接触型センサーを使って手指の動作データを記録して、機械学習により、疾患の有無を推定するプログラムを作成した。計1分程度の簡単な手指の運動をするだけで、専門医による既存の身体診察と同等以上の精度で頚髄症の可能性を検査できる。 2021-09-27 医療・健康
医療・健康 光電変換色素NK-5962の神経保護効果を発見! 岡山市の株式会社林原(NAGASEグループ)が製造する光電変換色素NK-5962は光電変換色素を結合したポリエチレン薄膜の人工網膜(光電変換色素薄膜型人工網膜OURePTM)の部材です。NK-5962の薬物体内動態を調べ、NK-5962の静脈注射によって効果を発揮する十分量の眼球内濃度が得られることが分かった。 2021-09-24 医療・健康
医療・健康 悪性中皮腫に対する新しいα線標的アイソトープ治療薬候補を開発 中皮腫細胞に結合してα線を放出する標的アイソトープ治療薬候補アクチニウム225(225Ac)標識抗ポドプラニン抗体を、中皮腫モデルマウスに投与して、がんサイズの縮小効果と生存期間延長を確認した。 2021-09-23 医療・健康
医療・健康 ニカルジピン静注による急性期脳出血患者の血圧管理: 研究参加者個々情報の統合解析 国循の研究チームが中核的に参加した前向き観察研究SAMURAI-ICHと第Ⅲ相無作為化比較試験ATACH-2は、いずれも降圧薬ニカルジピンの持続静脈注射によって目標とする降圧範囲に正確に血圧値を調節して、脳出血患者の90日後臨床転帰を調べたもの。今回のIPD統合解析研究では、同じようにニカルジピンを用いて急性期脳出血治療を行い、一定の条件を満たす研究を、文献レビューによって集めた。 2021-09-22 医療・健康
医療・健康 国際動脈硬化学会が策定した "重症"家族性高コレステロール血症 (=severe FH)は、 冠動脈ならびに脳・下肢動脈疾患発症の高リスク群であることを報告 国際動脈硬化学会が策定した"重症"家族性高コレステロール血症 (severe FH)は、冠動脈ならびに脳・下肢動脈疾患発症の高リスク群であることを報告した。 2021-09-22 医療・健康
医療・健康 配偶者同士は生活も一緒、病気も一緒?~日本・オランダにおけるバイオバンクを利用した国際共同研究~ 日本・オランダの一般地域住民の夫婦ペア総計約3万組を対象に生活習慣、医学検査値、疾病の類似性を検討した結果、さまざまな項目で配偶者同士の類似性が確認された。遺伝的に類似性が低く、生活習慣は類似性が高い夫婦間で多くの相関がみられたことから、生活習慣の重要性が示唆された。 2021-09-22 医療・健康
医療・健康 小児肝がん(肝芽腫)の発生機序を解明 日本小児肝癌スタディグループで行ってきた全国多施設共同臨床試験JPLT-2試験に登録され治療された小児肝腫瘍のうち同意を得て治療開始する前の検体163例を用いて、がん組織の遺伝子全体の変異や変化を検索した。肝芽腫(HB)には性質が異なるいくつかのサブグループが存在する。乳幼児に多くみられる典型的な肝芽腫(HB)では、腸管上皮の幹細胞で重要な転写因子であるASCL2の遺伝子発現が脱メチル化によって亢進している。肝芽腫(HB)症例の予後予測に有用である新しいメチル化マーカーを見出した。 2021-09-21 医療・健康
医療・健康 世界初自閉スペクトラム症モデルマーモセットの開発に成功~治療薬開発のイノベーションに期待~ 自閉スペクトラム症(自閉症)モデルマーモセットの開発に成功した。さらに、ヒトでは幼児期にあたる若い自閉症モデルマーモセットの詳細な解析から、ヒト自閉症の子どもの脳回路が不安定で、そのため学習した行動様式の定着が困難である可能性を示した。 2021-09-16 医療・健康
医療・健康 とるべき行動がはっきりしない状況での認知の柔軟性を解明 適切な行動に不確かさがある状況で行動を切り替えるとき、ヒト脳の前頭前野と後頭側頭皮質が機能を補完することを発見した。大脳皮質の大域的な機構が、知覚による意思決定の情報を補完して行動の柔軟性を導いていることを示し、ヒトに特有な高度な認知の機能が、洗練された大規模な神経回路機構に支えられていることを例示している。 2021-09-16 医療・健康
医療・健康 腎臓の細胞増殖を促進して機能を高めるD-アミノ酸(D-セリン)の新しい機能を発見 生体中に微量に存在し、加齢とともに変動するD-アミノ酸のひとつであるD-セリンに、腎臓の細胞増殖を促進して機能維持する作用があることを発見した。 2021-09-15 医療・健康
医療・健康 脳梗塞に対するAIMの新しい治療効果の発見 脳梗塞発症に伴い、健常時ほとんど存在しない脳内のapoptosis inhibitor of macrophage(AIM)の発現が急速に高まることを発見した。AIMは、マウス脳内の梗塞巣において、壊死した神経細胞や、死細胞から放出され炎症を引き起こすdamage associated molecular patterns(DAMPs)に結合し、それらの除去・不活化を促進することによって、脳梗塞発症後の生存率や神経症状を改善することを見出した。 2021-09-15 医療・健康
医療・健康 毎日更新する新型コロナウイルス感染症の感染予測~天気予報のデータ同化手法を応用~ 最新のデータを生かした新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染予測を開始した。 2021-09-14 医療・健康