東京大学

医療・健康

子どもの安心感を育成する心理教育プログラム「安心GET」の絵本開発

日本の小学生においては、不安に対処する能力(コンピテンシー)として、不安のセルフコントロールだけでなく、共感、表現、受容などの特有の因子があることを明らかにし、不安を分かち合いながら安心感を育成する日本の子ども用心理教育プログラム「安心GET」を開発した。
生物環境工学

主婦考案!室内の鉢植えバラを美しく保つ「上方照射法」(根元から上向きに光をあててもバラは美しく咲く)

室内でのバラ管理において、上方照明が有効であることを明らかにした。根元から光をあてることによって、葉の老化が抑制され、開花が促進された。
生物化学工学

テントウムシ脚裏の接着原理を解明

テントウムシの脚裏の接着の原理を解明した。主要な接着の原因は「分子間力 (ファンデルワールス力) 」であることが証明された。
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生物化学工学

オートファジーが一次繊毛形成を促進するメカニズム

細胞の分化や正常な胚発生などをつかさどる一次繊毛の形成には、その抑制因子(MYH9)がオートファジーによって分解されることが重要であることを発見した。MYH9が分解されないと、正常な繊毛が形成されず、腎臓の尿細管細胞が腫大することを発見した。
細胞遺伝子工学

RNAのたった1ヵ所のメチル化修飾が たんぱく質におけるアミノ酸配列の多様性を生み出す

スプライソソームとmRNA前駆体の相互作用において、U6 snRNAのm6A修飾が特定の塩基配列を持つイントロンとの結合を安定化することで、スプライシングの効率を上げる仕組みを見いだした。
有機化学・薬学

皮膚硬化治療薬として世界初、医師主導治験により全身性強皮症に対するB細胞除去療法の有効性を証明

自己免疫疾患の一つである全身性強皮症を対象に、医師主導治験としてリツキシマブを用いたプラセボ対照二重盲検並行群間比較試験を行い、主要な症状である皮膚硬化と肺線維症に対する優れた有効性を見いだした。
細胞遺伝子工学

少量のDNAから実施できる長いDNAの全ゲノムメチル化解析法を開発

これまでの長いDNAのメチル化解析手法では、1マイクログラム程度のDNAが必要でしたが、1/100の量(10ナノグラム)のDNAから実施できる方法を開発した。DNA上の場所のメチル化解析に成功した。
生物化学工学

進むべきか戻るべきか? ~過去の経験を基にして行動を逆転させる機構の解明~

線虫 は飼育された環境によって塩濃度の好みが逆になる。この時、味覚を感じる感覚神経から、その神経とつながっている神経(介在神経)への情報の伝わり方が逆転していることを見出した。
有機化学・薬学

肉眼では分かりにくい脳腫瘍に即時に「色をつける」局所投与型の手術用新規蛍光プローブの開発

脳腫瘍で高頻度にみられる神経膠腫(グリオーマ)のうち、最も悪性度の高い膠芽腫を、手術中に「色をつける」ことで識別しやすくする局所投与型蛍光プローブを開発した。今回開発した蛍光プローブはわずか数分で蛍光を発し、繰り返し投与が可能であることが特徴。
生物化学工学

運動中のショウジョウバエ幼虫の筋弛緩を制御する神経回路メカニズムの解明

ショウジョウバエの幼虫が後退運動する際、筋弛緩のタイミングを全身にわたり協調して制御する神経回路を発見した。コネクトミクス解析により脳から筋肉に至る神経回路構造を網羅的に解析することで、協調的な筋弛緩の神経制御の仕組みを初めて明らかにした。
医療・健康

光触媒で空気中に浮遊する”新型コロナウイルス”の感染性を検出限界以下まで消失させることに成功

光触媒技術で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染性を検出限界以下まで消失させることを実証した。光触媒が発生する活性酸素がウイルス粒子表面のSタンパク質等の分解、ウイルスメンブランの破壊やウイルスRNAを損傷した可能性が一因であることを示した。
生物化学工学

雌雄同体の新種誕生におけるメスとオスの性染色体の運命

琵琶湖産ボルボックスの雌雄異体種と雌雄同体種の全ゲノム比較解析から、雌雄同体種は、雌雄異体種のメス側の性染色体が残存したままオス特異的遺伝子を獲得することで誕生したことが明らかになった。
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