生物環境工学 堆積物の環境DNAで探る過去の出来事~津波直後のクラゲ大発生を検知~ 2011年東北地方太平洋沖地震の際に発生した津波の後の生物群集の変遷を、気仙沼の舞根湾をフィールドに調査してきた。石油由来の芳香族炭化水素を多く含む層の直上で、クラゲのDNAの含有量が最大となることが確認できた。気仙沼では、津波の際に多量の石油が流出しています。これもふまえると、津波による一時的な環境劣化で、クラゲの大発生が起きていたことがわかる。 2021-08-23 生物環境工学
生物化学工学 植物の再生と防御のスイッチ~転写因子WINDは道管再形成や自然免疫も制御する~ 転写因子WINDが傷口のカルス化だけでなく、道管の再形成や病原菌への抵抗性獲得に重要な働きをしていることを発見した。 2021-08-20 生物化学工学
細胞遺伝子工学 ハクサイの遺伝子発現調節機構を解明 ハクサイにおいて、遺伝子発現調節に重要なヒストンの化学修飾であるH3K4me3とH3K36me3の役割を明らかにした。 2021-07-12 細胞遺伝子工学
医療・健康 物体の意味処理に関わる皮質脳波ネットワークをはじめて検出 分散表現と神経回路モデルを基盤とした脳波解析手法を提案し、物体の意味処理に関わる皮質脳波ネットワークをはじめて検出した。 2021-07-01 医療・健康
生物化学工学 増えるべきか死ぬべきか、それががん化の分かれ道だ ~食餌によりがん細胞の生死を操作できる~ ショウジョウバエを用いてがん細胞の生死を決める分子機構を解明し、食餌中のアミノ酸の一つを減らすことでがん化に向かう細胞の増殖が抑制されることを発見した。 2021-04-28 生物化学工学
医療・健康 脳オルガノイドの研究と臨床応用での倫理問題を体系化~今後の国際的な指針作りに向けて~ オルガノイド(organoid)とは、多能性幹細胞(iPS細胞やES細胞)などを用いて、臓器の形成過程を体外で模倣し、作製される三次元組織を指す。iPS/ES細胞由来の三次元脳組織(脳オルガノイド)を用いた研究と臨床応用において生じる倫理問題を明らかにした。 2021-04-08 医療・健康
医療・健康 痛みを感じた時の脳内の神経回路変化を ホログラフィック顕微鏡によって解明 痛みの急性期の大脳皮質第一次体性感覚野において、神経細胞の自発的な活動と細胞間の活動相関性が増加すること、ホログラフィック光刺激によって1つの神経細胞を刺激した際の周囲の神経細胞の応答が増加し、痛みの改善に伴ってそれらが元の状態まで低下することが明らかになった。 2021-03-22 医療・健康
有機化学・薬学 ジャガイモの毒α-ソラニンはトマトの苦味成分から分岐進化した 2021-02-26 神戸大学神戸大学大学院農学研究科の水谷正治准教授、秋山遼太研究員らと、京都大学化学研究所の渡辺文太助教、理化学研究所環境資源科学研究センターの梅基直行上級研究員、大阪大学大学院工学研究科の村中俊哉教授らの研究グループは... 2021-03-01 有機化学・薬学
有機化学・薬学 スマートセル開発に寄与する要素技術を集積したパイロットラボを整備 スマートセルを短期間で構築、「スマートセルインダストリー」の創出を目指す2021-02-17 新エネルギー・産業技術総合開発機構,神戸大学NEDOと神戸大学は、植物や微生物を用いた高機能品生産技術の開発(スマートセルプロジェクト)に取り組ん... 2021-02-17 有機化学・薬学
有機化学・薬学 高速・高精度で細胞代謝物を解析する技術を開発~より効率的に高機能な物質を大量生産する細胞構築を実現~ 2021-02-17 新エネルギー・産業技術総合開発機構,神戸大学,株式会社島津製作所NEDOと神戸大学、(株)島津製作所は、植物や微生物を用いた高機能品生産技術の開発(スマートセルプロジェクト)に取り組んでおり、これまでに開発した微生物細... 2021-02-17 有機化学・薬学
生物化学工学 珪藻の強光に対する防御策:集光性色素タンパク質の分子調節機構の解明 2020-12-07 岡山大学,神戸大学,理化学研究所◆発表のポイント 集光性色素タンパク質は、光合成に必要な光エネルギーを集め光化学系に供給する重要な役割を持つ一方で、過剰な光エネルギーを光合成には使わずに熱として散逸する役割(消光)を有... 2020-12-07 生物化学工学