科学技術振興機構

生物工学一般

水溶液が分離するか否かを、細胞サイズの器が制御することを発見 ~人工細胞を用いた医薬品開発や細胞内相分離の原理解明へ貢献~

2022-08-25 東京大学,広島大学,科学技術振興機構 発表者 柳澤 実穂(東京大学大学院総合文化研究科 准教授) 渡邊 千穂(広島大学大学院統合生命科学研究科 助教) 発表のポイント 異種の分子が溶けた水溶液は、試験管中ではよく混ざっ...
有機化学・薬学

がんの不均一性を克服する 光応答性”スマート武装抗体(Smart ADC)”を開発 ~光バイスタンダー効果と近赤外光線免疫療法の二重の作用でがんを根治しうる新概念・新技術を確立~

2022-08-22 名古屋大学,科学技術振興機構 ポイント 近年開発が進むがんに対する抗体医薬、抗体薬物複合体、抗体光吸収体付加物は、全て抗体を用いた治療であり、標的であるがん抗原に結合することで選択的な治療効果を発揮する。しかし、その高...
医療・健康

「コロナ制圧タスクフォース」 COVID-19疾患感受性遺伝子DOCK2の重症化機序を解明 ~アジア最大のバイオレポジトリーでCOVID-19の治療標的を発見~

2022-08-08 慶應義塾大学,東京医科歯科大学,大阪大学,東京大学 医科学研究所,北里大学,京都大学,科学技術振興機構 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症(COVID-19)は、流行の始まりから2年経過した現在も社会の脅...
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有機化学・薬学

インシリコスクリーニングを駆使した化学反応の新しい開発戦略 ~新規3成分反応によるフッ素化含窒素複素環骨格の合成に成功~

2022-08-09 北海道大学,科学技術振興機構 ポイント AFIR法を用いた量子化学計算により、コンピューター上で化学反応をスクリーニング。 計算から示唆された反応形式を実際の化学実験で具現化に成功、脱芳香族化を伴う新しい3成分反応を実...
生物工学一般

脳内で双方向の接続を持つネットワークのコアを同定 ~意識を担う脳領域の解明に向けて~

2022-07-21 科学技術振興機構,東京大学 ポイント 私たちの主観的な体験である「意識」が、脳内の神経ネットワークのどの部分で生じるのかは明らかになっていない。 本研究では、マウスの脳のネットワークを解析し、ネットワーク内の双方向の接...
有機化学・薬学

細胞表面とウイルス感染の甘い関係 ~細胞表面糖鎖によるウイルス感染の補助~

2022-07-19 名古屋大学,神戸薬科大学,科学技術振興機構 ポイント 網羅的な単一遺伝子ノックアウトスクリーニングから単純ヘルペスウイルス1型の感染に関与する宿主因子を同定した。 本研究で同定された宿主因子には、細胞表面糖鎖であるヘパ...
有機化学・薬学

たんぱく質分子の中に組み込まれた糖鎖修飾の制御コードを発見 ~バイオ医薬品の開発にも貢献~

2022-07-13 名古屋市立大学,生命創成探究センター,分子科学研究所,科学技術振興機構 自然科学研究機構 生命創成探究センターの加藤 晃一 教授(名古屋市立大学/分子科学研究所 兼任)と名古屋市立大学 薬学研究科の矢木 宏和 准教授(...
医療・健康

オートファジー分解経路を制御する新たな因子を発見 ~栄養状態や分解物により選択、神経変性疾患医療への応用に期待~

2022-07-01 大阪大学,科学技術振興機構 ポイント オートファジーの分解過程でできる中間体「アンフィソーム」とリソソームの融合を制御する因子としてPACSIN1を同定し、新たなメカニズムを解明 オートファジーの分解経路には2経路ある...
細胞遺伝子工学

CAMSAP2たんぱく質による中心体に依存しない 微小管ネットワーク形成の仕組みを解明 ~細胞の形を作る仕組みの一端を解明~

2022-06-28 神戸大学,理化学研究所,東北大学,日本医療研究開発機構,科学技術振興機構 ポイント CAMSAP2は相分離する性質を利用して内部にチューブリン(微小管を作るたんぱく質)を取り込んで濃縮し、短時間で数え切れないほどの微小...
生物工学一般

再生医療用細胞レシピをロボットとAIが自律的に試行錯誤~ロボット・AI・人間の協働は新しいステージへ~

2022-06-28 理化学研究所,ロボティック・バイオロジー・インスティテュート株式会社,エピストラ株式会社,科学技術振興機構 動画テキストファイル(PDF 1.2MB) 理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター網膜再生医療研究開発プ...
生物化学工学

藻類の太陽光エネルギーを吸収する仕組みを解明~高効率な光エネルギー伝達デバイスへの応用に期待~

2022-06-17 理化学研究所,東北大学,大阪公立大学,熊本大学,豊橋技術科学大学,科学技術振興機構 理化学研究所(理研)放射光科学研究センター利用技術開拓研究部門生体機構研究グループの川上恵典研究員、米倉功治グループディレクター(東北...
生物工学一般

脳組織において狙った細胞の神経伝達物質受容体の活性化に成功 ~記憶・学習のメカニズム解明に期待~

2022-06-16 名古屋大学,京都大学,慶應義塾大学,科学技術振興機構 ポイント 脳内の神経回路の働きを理解するために、記憶・学習をつかさどる神経伝達物質受容体であるグルタミン酸受容体を細胞種選択的に活性化する技術が必要とされている。 ...
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