信越化学と北海道大学、少量多品種から大量生産まで対応可能な脂質ナノ粒子の生産装置を開発

ad

2025-04-17 信越化学工業株式会社,北海道大学

 

北海道大学と信越化学工業株式会社は、mRNAワクチンなどに用いられる脂質ナノ粒子(LNP)の生産装置を共同開発しました。この装置は、北海道大学が開発したマイクロ流体デバイス「iLiNP®」と信越化学の合成石英加工技術を組み合わせたもので、少量多品種から大量生産まで対応可能です。装置はGMP基準に準拠しており、個別化医療やパンデミック時のワクチン製造に柔軟に対応できます。また、研究開発向けの小型ベンチトップ型装置の開発も進行中で、2025年末の試作品完成を目指しています。この技術は、mRNA医薬品の製造効率と品質管理の向上に寄与し、持続可能な医療体制の構築に貢献することが期待されます。

 

 

<関連情報>

有機化学・薬学
ad
ad
Follow
ad
タイトルとURLをコピーしました