眼底画像から血圧や血糖値を推定するAIを一般公開～メタボリック症候群を予防する研究の一助となることを期待～

国立情報学研究所(NII)、名古屋大学、日本眼科学会の共同研究チームは、眼底画像から血圧や血糖値、腹囲、BMIを推定するAIモデルを開発し、無償公開しました。このAIは、日本医療研究開発機構(AMED)の支援を受け、眼科データベース「Japan Ocular Imaging Registry(JOIR)」に蓄積された眼底画像を用いて訓練されました。従来、眼底画像から年齢や性別の推定は行われていましたが、今回の研究ではメタボリック症候群に関連する生体指標の推定が可能となりました。この成果により、非侵襲的な方法で健康リスクを早期に検出し、予防医療の推進に貢献することが期待されます。