環境に優しく実用的な発泡スチロールを開発

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(Researchers develop viable, environmentally-friendly alternative to Styrofoam)

2019/5/9アメリカ合衆国・ワシントン州立大学(WSU)

・ WSU が、発泡スチレンを超える優れた断熱性等の特性を備えた、環境に優しいセルロースナノクリスタル(CNC)ベースの発泡材料を開発。
・ 発泡スチレンは様々な日常品で使用されているが、化石燃料由来の有害な物質から製造され、自然に分解することなく燃焼により環境を汚染する。
・ セルロースベースの発泡材料は他にも開発されているが、強度や断熱性において発泡スチレンに劣り、高温と湿度で劣化する。
・ CNC は酸で化学結合を促す酸加水分解で製造。CNC ベースの同発泡体は、溶剤に水を使用したシンプルな製造プロセスで作製できる。木材パルプ由来の CNC 約 75%から構成され、ポリビニールアルコール(PVA)を加えて弾性を付与した。
・ 同材料の均一な気泡構造により、今回初めて植物ベース材料で発泡スチレンを超える断熱性を獲得。さらに、超軽量で自重の 200 倍までの重量を耐久し、スムーズに分解して燃焼しても環境を汚染する灰を排出しない。
・ 同材料は、省エネ、化石燃料ベース材料の使用量や環境負荷の低減に資する高性能断熱材料として、ナノセルロースを始めとする再生可能材料の工業材料としての可能性を実証するものと考える。
・ 今後は、実用に向けてより強靭で耐久性に優れる材料の開発を進める。本研究は、米国農務省(USDA)と WSU の Office of Commercialization が支援した。

URL: https://news.wsu.edu/2019/05/09/researchers-develop-viable-environmentally-friendlyalternative-styrofoam/

(関連情報)

Carbohydrate Polymers 掲載論文(アブストラクトのみ:全文は有料)
Strong ultralight foams based on nanocrystalline cellulose for high-performance insulation
URL: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0144861719304527?via%3Dihub

<NEDO海外技術情報より>

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