相手にリズムを合わせる能力が生まれる道すじを解明

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2021-04-30 京都大学

ユ リラ 野生動物研究センター特定助教(現・東京大学・日本学術振興会特別研究員)、明和政子 教育学研究科教授らの研究グループは、生後18ヶ月、30ヶ月、42ヶ月児を対象に、相手と太鼓を叩いて遊ぶ場面を設定し、相手(母親・ロボット)にリズムを合わせていく特有の能力が、いつ頃・どのように発達するかを調べました。

その結果、生後18ヶ月ごろより、自分が行いやすいリズムであれば相手に合わせようとする行動がみられ、生後30ヶ月になると、相手のリズムに柔軟かつ正確に合わせるようになることがわかりました。さらに、相手にリズムを合わせる行動は、社会的な絆の強さと関連することが示されました。ヒトは、迅速かつ正確に相手にリズムを合わせていく顕著な能力を進化の過程で獲得してきました。

本研究は、この能力が生後18ヶ月から30ヶ月にみられる社会性と密接に関連しながら漸次的に発達することを実証した初めての研究です。

本研究成果は、2021年04月30日に、国際学術誌「Infancy」に掲載されました。

相手にリズムを合わせる能力が生まれる道すじを解明

図:本研究のイメージ図

詳しい研究内容≫

研究者情報
研究者名:ユ リラ
研究者名:明和政子

医療・健康
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