子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)<妊婦の血中重金属濃度と生まれた子どもの口唇口蓋裂との関連について―エコチル調査>

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2022-04-12 京都大学

竹内正人 医学研究科准教授、伊藤秀一 横浜市立大学教授、神奈川ユニットセンター等の研究チームは、エコチル調査の約2,100組の親子のデータから、妊婦の血中重金属濃度と生まれた子どもの口唇口蓋裂との関連について解析しました。その結果、妊婦の血中重金属濃度は、生まれた子どもの口唇口蓋裂と関連が認められませんでした。この結果から、口唇口蓋裂の発症原因に関する研究が発展することが期待されます。

なお、今回の妊婦の血中重金属濃度は総じて低かったため、解析には限界があり、さらに妊婦の高い血中重金属濃度と生まれた子どもの口唇口蓋裂との関連については、今後の検討課題となります。

本研究の成果は、令和4年3月25日(日本時間 午前3時)付でPublic Library of Scienceから刊行される学術誌「PLOS ONE」に掲載されました。

詳しい研究内容≫

研究者情報
研究者名:竹内 正人

医療・健康
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