医療・健康

指定難病に関わるタンパク質が脂質の二重層内移動を促進~病態に関わる脂質移動の新しいメカニズムの解明~ 医療・健康

指定難病に関わるタンパク質が脂質の二重層内移動を促進~病態に関わる脂質移動の新しいメカニズムの解明~

神経疾患に関わる「PMP2タンパク質」が細胞膜を構成する脂質の一種である「スフィンゴミエリン」を細胞膜の脂質二重層の外層から内層に移動させることを明らかにしました。
GABAを標的とする抗腫瘍免疫機構~代謝産物を介した免疫細胞間制御の一端を解明~ 医療・健康

GABAを標的とする抗腫瘍免疫機構~代謝産物を介した免疫細胞間制御の一端を解明~

神経伝達物質GABAが末梢の活性化B系統細胞により、合成および分泌されることを発見した。B細胞由来のGABAは、単球から抗炎症性マクロファージへの分化を促進し、インターロイキン-10(IL-10)の産生を増強することで、細胞傷害性T細胞の機能を阻害することが明らかになった。マウスモデルではB細胞欠損またはB細胞特異的にGABA合成酵素GAD67を欠損すると、抗腫瘍免疫反応が増強された。
生まれ順が遅い子どもが他者を助けやすい脳神経メカニズムを解明 医療・健康

生まれ順が遅い子どもが他者を助けやすい脳神経メカニズムを解明

約3,000名の10歳児を対象とした東京ティーンコホート調査から、生まれ順が遅い思春期児は他者を助ける傾向が高いことを明らかにし、扁桃体の体積や機能的ネットワークが関連していることを明らかにしました。
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アルツハイマー病の早期診断マーカーとしてのオプティックフロータスク時の脳磁計測の有用性を報告 医療・健康

アルツハイマー病の早期診断マーカーとしてのオプティックフロータスク時の脳磁計測の有用性を報告

オプティックフロー(OF)タスク時の前頭前野背外側皮質(DLPFC)における脳磁計測がアルツハイマー病による軽度認知障害(AD-MCI)の検出に有用であることを世界で初めて報告しました。
加熱式タバコ使用によるDNAメチル化および遺伝子発現への影響が明らかに 医療・健康

加熱式タバコ使用によるDNAメチル化および遺伝子発現への影響が明らかに

火を使い燃焼させる従来型の紙巻きタバコ(従来型タバコ)から加熱式タバコへ切り替えた人のDNAメチル化および遺伝子発現パターンは、従来型タバコ喫煙者よりも程度は低いものの、非喫煙者と比べて喫煙に関わるDNAの低メチル化や遺伝子発現の増減が多く見られることが明らかになりました。
メタボリックシンドロームを制御する代謝産物センサー分子を発見 医療・健康

メタボリックシンドロームを制御する代謝産物センサー分子を発見

細胞内の代謝の過程で生じる代謝産物とそれに反応する代謝産物センサー分子を用いると、メタボリックシンドロームの病態が適切に説明できることを見いだし、これが新しい治療標的になり得ることを示しました。
SARS-CoV-2ミュー株(B.1.621系統)は ワクチン接種者が保有する中和抗体に対して極めて高い抵抗性を示す 医療・健康

SARS-CoV-2ミュー株(B.1.621系統)は ワクチン接種者が保有する中和抗体に対して極めて高い抵抗性を示す

新型コロナウイルスの「注目すべき変異株」の1つである「ミュー株(B.1.621系統)」が、新型コロナウイルスに感染した人、および、ワクチンを接種した人の血清に含まれる中和抗体に対して、極めて高い抵抗性を示すことを明らかにしました。
「代謝経済学」によるがん細胞の代謝戦略の解明~代謝のワールブルク効果のメカニズムを 経済学のギッフェン財との対応から解き明かす~ 医療・健康

「代謝経済学」によるがん細胞の代謝戦略の解明~代謝のワールブルク効果のメカニズムを 経済学のギッフェン財との対応から解き明かす~

がん細胞などが、エネルギー生成効率の低い代謝経路を主に用いるという、ワールブルク効果と呼ばれる一見不合理な挙動を普遍的に示すことに着目し、経済学との対応を探りました。細胞内代謝系のふるまいを、ミクロ経済学における消費者行動の理論の視点から捉えることで、ワールブルク効果についての既存の仮説をひとつの数理モデルに統合できることを示した。「代謝経済学」という新たな学術分野への道を拓いた。
8K腹腔鏡手術システムによる映像を伝送し遠隔で手術支援を行う~世界初の実証実験で医学的有用性を確認 医療・健康

8K腹腔鏡手術システムによる映像を伝送し遠隔で手術支援を行う~世界初の実証実験で医学的有用性を確認

8K映像システムで手術映像をリアルタイムに送受信し、遠隔で手術を支援(指導)するシステムを開発し、世界初の実証実験で医学的有用性を確認しました。本物に迫る立体感を保持した8Kの映像により遠隔地でも手術状況を詳細に把握可能となり、遠隔支援(指導)を加えることで、外科医の内視鏡技術が向上し、手術時間が短縮することを確認しました。
実患者における同種造血幹細胞移植後のサイトメガロウイルス特異的細胞傷害性T細胞の特徴 医療・健康

実患者における同種造血幹細胞移植後のサイトメガロウイルス特異的細胞傷害性T細胞の特徴

同種造血幹細胞移植後の実際の患者検体を用いて、移植後合併症として非常に重要なサイトメガロウイルスの再活性化に着目し、サイトメガロウイルス特異的細胞傷害性T細胞のクローン解析と遺伝子発現プロファイル解析により、サイトメガロウイルス再活性化パターン毎の特徴を明らかにしました。
移植腎の三次リンパ組織は腎予後と関連することを解明~従来の評価指標とは独立して高リスク群を同定可能に~ 医療・健康

移植腎の三次リンパ組織は腎予後と関連することを解明~従来の評価指標とは独立して高リスク群を同定可能に~

生体腎移植を受けた214名の患者を対象に、プロトコル腎生検サンプルと腎予後を解析しました。移植腎の約2割で進行した「ステージⅡ三次リンパ組織」が形成していること、「ステージⅡ三次リンパ組織」群では、5年後の腎機能低下のリスクが非常に高く、従来の評価指標であるBanff分類とは独立した指標として有用であることを見いだしました。
遺伝性血液疾患の原因タンパク質を制御する新規のユビキチン経路を解明~ファンコニ貧血にかかわる新たな関連因子群の同定~ 医療・健康

遺伝性血液疾患の原因タンパク質を制御する新規のユビキチン経路を解明~ファンコニ貧血にかかわる新たな関連因子群の同定~

ファンコニ貧血の原因遺伝子SLX4が正常に機能するために不可欠のタンパク質RNF168を新たに同定しました。
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