医療・健康

成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)のゲノム異常の全体像を解明~がん研究における全ゲノム解析の可能性を示す~ 医療・健康

成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)のゲノム異常の全体像を解明~がん研究における全ゲノム解析の可能性を示す~

難治性血液がんである成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)に対して、150例の臨床検体を用いた大規模な全ゲノム解析を実施し、様々なゲノム異常を網羅的に明らかにしました。全ゲノム解析で判明した遺伝子異常に基づいて臨床像や予後の異なる病態を見出し、全ゲノム解析によるATLの新たな分類を提唱しました。
新しい成人急性リンパ性白血病の分子分類~成人に好発する予後不良病型と日本人最大病型の発見~ 医療・健康

新しい成人急性リンパ性白血病の分子分類~成人に好発する予後不良病型と日本人最大病型の発見~

日本人のAYA・成人急性リンパ性白血病としては最大規模354症例のゲノム解析を実施し、遺伝子発現データと遺伝子変異データを組み合わせることにより、約85%の症例に詳細な分子分類を行いました。成人に好発する予後不良の2つの新規病型と日本人最大(約20%)の病型を同定することに成功しました。
国際共同研究による食道がん全ゲノム解析 日本人食道がんに特徴的な発がんメカニズムを発見 医療・健康

国際共同研究による食道がん全ゲノム解析 日本人食道がんに特徴的な発がんメカニズムを発見

Cancer Grand Challenge “Mutographs project”に参加し、発症頻度の異なる8か国(日本・中国・イラン・英国・ケニア・タンザニア・マラウイ・ブラジル)における食道がん(食道扁平上皮がん)552症例の全ゲノム解析の結果を報告しました。
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5G とスマートグラスによるマウスピース矯正歯科治療の遠隔診療支援の実証を実施 医療・健康

5G とスマートグラスによるマウスピース矯正歯科治療の遠隔診療支援の実証を実施

5G などを活用し、スマートグラスを用いた遠隔マウスピース矯正歯科治療支援の実証実験を行いました。5G などのドコモの携帯電話回線を用いて複数の歯科医院を結び、実際の患者の矯正歯科治療支援をリアルタイムに行うことに成功しました。
脳が萎縮しても認知機能が保たれる人は? ~1799人の脳ドックと脳の健康指標BHQ~ 医療・健康

脳が萎縮しても認知機能が保たれる人は? ~1799人の脳ドックと脳の健康指標BHQ~

脳MRIドック受診者1799人を対象に研究を行い、脳の灰白質容積から算出したGM-BHQが、海馬の容積計測と比較して、認知機能テストの結果と強く相関することを明らかにしました。脳の萎縮が進行した時に、認知機能が低下する人と認知機能が保たれる人がいることに着目し、運動習慣や飲酒歴、喫煙歴、生活習慣病の有無などを調査しました。脳萎縮が進行していても認知機能が保たれている人は、大学や大学院を卒業しているなど教育年数が長いという特徴を明らかにしました。
新型コロナウイルス感染症感染拡大下における 発達障害児の生活の質低下に関連する精神状態を特定 医療・健康

新型コロナウイルス感染症感染拡大下における 発達障害児の生活の質低下に関連する精神状態を特定

新型コロナウイルス感染症の流行拡大下において、発達障害がある子どもの生活の質(QOL)について検討し、特に睡眠スケジュールの悪化が抑うつ傾向と深く関わっていることを明らかにしました。
犬の膀胱癌の治療標的を発見!!~新たな免疫療法の臨床試験を開始~ 医療・健康

犬の膀胱癌の治療標的を発見!!~新たな免疫療法の臨床試験を開始~

腫瘍免疫療法の新しい標的IDO(インドールアミン2,3ジオキシゲナーゼ)1と呼ばれる分子が、種々の犬の固形腫瘍組織において過剰発現していることを発見しました。半数の犬固形腫瘍種において、腫瘍組織内に浸潤している免疫細胞にIDO1の過剰発現を認め、さらに、いくつかの腫瘍種では腫瘍細胞においてもIDO1の過剰発現を認めました。
非アルコール性脂肪性肝疾患悪化に歯周病原細菌による腸内環境への悪影響が関係する 医療・健康

非アルコール性脂肪性肝疾患悪化に歯周病原細菌による腸内環境への悪影響が関係する

歯周病が非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)を悪化させるメカニズムとして、飲み込まれた歯周病原細菌による腸内環境の変化が関係することを明らかにしました。
肝臓由来の細胞外小胞の抗炎症機能を発見 ~急性肝障害の治療法に新たな道~ 医療・健康

肝臓由来の細胞外小胞の抗炎症機能を発見 ~急性肝障害の治療法に新たな道~

ヒト幹細胞由来の細胞外小胞が急性肝障害に対して組織保護的に働くことを発見しました。
コロナ禍の子どもの心の実態調査 摂食障害の「神経性やせ症」が1.6倍に 医療・健康

コロナ禍の子どもの心の実態調査 摂食障害の「神経性やせ症」が1.6倍に

国立成育医療研究センターが行っている子どもの心の診療ネットワーク事業では、新型コロナウイルス感染症流行下の子どもの心の実態調査を行いました。全国26医療機関が参加した本調査で、コロナ流行前の2019年度と比較し、2020年度では神経性食欲不振(神経性やせ症)の初診外来患者数が約1.6倍、新入院者数が約1.4倍に増加していたことが判明しました。コロナ禍でのストレスや不安が影響していると推測されます。
脳内で生合成されるトランスフェリンはアルツハイマー病の新規バイオマーカーとなる 医療・健康

脳内で生合成されるトランスフェリンはアルツハイマー病の新規バイオマーカーとなる

脳脊髄液中にアルツハイマー病の新規糖鎖マーカーを見出しました。
手と足の感覚は、実は脳の中でつながっていた。脳障害による活動変化の広がりを見ることで常識を覆す発見、脳機能・疾患機序の理解へ前進 医療・健康

手と足の感覚は、実は脳の中でつながっていた。脳障害による活動変化の広がりを見ることで常識を覆す発見、脳機能・疾患機序の理解へ前進

化学遺伝学法という脳活動の操作法と、全脳の活動が見える機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を組み合わせて、一部の脳活動をピンポイントで止めて、その時の全脳への影響を見る新しい手法を開発し、これまでの常識を覆して「手と足の感覚情報処理が、実は脳の中でつながっている」ことを世界で初めて明らかにしました。
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