医療・健康

孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病における新規診断基準の提唱 医療・健康

孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病における新規診断基準の提唱

孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の生前診断に有用な補助診断法を詳細に検討し、髄液中又は他の組織にてRT-QUIC法にて陽性であることを加えた、孤発性CJDの新たな診断基準を提唱した。
心不全病態の進行を抑制する新規RNAを同定~新たな治療法の開発に期待~ 医療・健康

心不全病態の進行を抑制する新規RNAを同定~新たな治療法の開発に期待~

心筋細胞に豊富に発現する新規長鎖ノンコーディングRNA(lncRNA)「Caren」を同定し、心不全の原因となる加齢や高血圧などの圧負荷によるストレスによって心筋細胞におけるCarenのRNA量が減少することを解明した。Carenは、ミトコンドリア数増加により心筋細胞のエネルギー代謝増強作用、およびDNA損傷応答活性化の抑制作用を示し、心不全病態の進行に拮抗することを解明した。
白血病の代謝の個性を生み出す仕組みを解明~代謝を標的とした特異性の高い治療戦略の可能性~ 医療・健康

白血病の代謝の個性を生み出す仕組みを解明~代謝を標的とした特異性の高い治療戦略の可能性~

急性骨髄性白血病の一つである赤芽球性白血病では、転写調節タンパク質であるLSD1が多く存在していることがわかった。赤芽球性白血病細胞において、LSD1は解糖系やヘム合成に関わる遺伝子の発現を促進し、特徴的な代謝の個性を生み出していることを見出した。
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相手にリズムを合わせる能力が生まれる道すじを解明 医療・健康

相手にリズムを合わせる能力が生まれる道すじを解明

生後18ヶ月、30ヶ月、42ヶ月児を対象に、相手と太鼓を叩いて遊ぶ場面を設定し、相手(母親・ロボット)にリズムを合わせていく特有の能力が、いつ頃・どのように発達するかを調べた。
新型コロナウイルスワクチン効果の年齢差・個体差の実態とメカニズムの解析 医療・健康

新型コロナウイルスワクチン効果の年齢差・個体差の実態とメカニズムの解析

「ヒト免疫担当細胞の加齢変化に関する研究―新型コロナウイルスワクチン効果の年齢差とメカニズムの解析―」の臨床研究を開始する。新型コロナウイルスワクチンの接種の効果が高齢者でどの程度持続し、高齢者の免疫細胞がワクチンにどのように応答するのか、一般成人と比較しながら検証。
日本人てんかん発症に関わる新規遺伝子領域を発見(てんかん発症機構の解明・治療につながる知見として期待) 医療・健康

日本人てんかん発症に関わる新規遺伝子領域を発見(てんかん発症機構の解明・治療につながる知見として期待)

1,825人の日本人てんかん患者での全ゲノムDNA解析により、てんかんの発症に関わる新規原因遺伝子領域を12番染色体長腕に同定した。発現関連解析などにより、領域内の有力な発症原因遺伝子候補を絞り込んだ。てんかん発症メカニズムの理解や治療法の開発・改良に寄与する可能性がある。
免疫の個人差をつかさどる遺伝子多型の機能カタログを作成 医療・健康

免疫の個人差をつかさどる遺伝子多型の機能カタログを作成

日本人の免疫疾患患者および健常人の末梢血から分取した28種類の免疫細胞の遺伝子発現を定量化し、遺伝子多型が遺伝子発現に与える影響をカタログ化した。このカタログを用いて、さまざまな免疫疾患発症に関わる細胞種や遺伝子を明らかにした。
非小細胞肺がんにおけるインテグリンα11を介するCAFの活性化機序を解明 医療・健康

非小細胞肺がんにおけるインテグリンα11を介するCAFの活性化機序を解明

肺がんの多くを占める「非小細胞肺がん」のがん関連線維芽細胞(CAF: Cancer-associated fibroblast)に対して「CAGE法」を用いた遺伝子発現の網羅的な解析を行い、細胞接着分子のインテグリンα11を介するCAFの活性化機序を解明した。
脳全体に広がる聴覚応答の新たなネットワークを発見 医療・健康

脳全体に広がる聴覚応答の新たなネットワークを発見

1秒につき数十回の音刺激を数分にわたって連続して聞く際に、人間の脳が行う高度な情報処理に伴って生じる聴覚ガンマオシレーションという脳波反応が、脳全体に広がるネットワークから発生することを明らかにした。聴覚ガンマオシレーションは、認知機能に関わる前頭葉や頭頂葉にまで広がる脳全体の複雑なネットワークから発生することを発見した。
近年急増する難治性呼吸器感染症、肺MAC症の発症に関わる遺伝子を発見 医療・健康

近年急増する難治性呼吸器感染症、肺MAC症の発症に関わる遺伝子を発見

近年急増する難治性呼吸器感染症、肺MAC症に対して、世界で初めてゲノムワイド関連解析を実施したことを報告した。
筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の新たな免疫バイオマーカーの発見 医療・健康

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の新たな免疫バイオマーカーの発見

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)の新たな免疫異常を発見し、それが診断に有用な血液診断マーカーとなりうることを発見した。
ヒトiPS細胞由来HLAホモ型血小板を用いた血小板減少症患者さんに対する企業主導治験について 医療・健康

ヒトiPS細胞由来HLAホモ型血小板を用いた血小板減少症患者さんに対する企業主導治験について

ヒトiPS細胞由来HLAホモ型血小板の治験を計画してきた。所定の調査が終了し治験審査委員会での審査など、治験の実施に向けた準備を引き続きおこなう。治験の詳細は、改めて掲載する。
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