医療・健康

語学留学の脳科学的効用~外国語の習得によって言語野や感覚野の脳活動に変化~ 医療・健康

語学留学の脳科学的効用~外国語の習得によって言語野や感覚野の脳活動に変化~

短期間の語学留学中に脳機能の顕著な変化が生じることを初めて明らかにした。MRI装置を用いて脳活動を計測した結果、脳の言語野に加えて視覚野において活動が減少したが、聴覚野では逆に活動が増加した。言語習得で単に脳が活性化するのではなく、脳機能に変化が生じていることを示すもの。
大脳皮質形成異常症の1つである「多小脳回」(病的に小さい脳回が多発する病気)の新たな原因遺伝子ATP1A3を同定 医療・健康

大脳皮質形成異常症の1つである「多小脳回」(病的に小さい脳回が多発する病気)の新たな原因遺伝子ATP1A3を同定

「多小脳回」を呈する124人の患者さんの全エクソーム解析を行い、8人の患者さん(検出頻度6.5%)で、ATP1A3遺伝子の突然変異を同定した。
ウェブ上での簡単なテストで、アルツハイマー病の前駆状態に該当する可能性を予測するアルゴリズムを開発 医療・健康

ウェブ上での簡単なテストで、アルツハイマー病の前駆状態に該当する可能性を予測するアルゴリズムを開発

ウェブ上での簡単なテストにより、アルツハイマー病の前駆状態(プレクリニカル期)に該当する可能性を予測するアルゴリズムを開発した。
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ヒト胃からのヘリコバクター・スイスの培養に成功~ヒト胃における病原細菌であることを証明~ 医療・健康

ヒト胃からのヘリコバクター・スイスの培養に成功~ヒト胃における病原細菌であることを証明~

胃疾患患者からのヘリコバクター・スイスを人工培地で分離培養することに初めて成功した。マウス感染実験により胃での病態発症を確認し、病態組織から菌の再分離にも成功したことから、ヘリコバクター・スイスがヒト胃における病原細菌であることが証明された。
切除不能な胸腺がんで初めての治療薬承認~ 医師主導治験でアンメット・メディカル・ニーズに対応~ 医療・健康

切除不能な胸腺がんで初めての治療薬承認~ 医師主導治験でアンメット・メディカル・ニーズに対応~

国立がん研究センター中央病院が主導し、全国8施設で実施された医師主導治験の結果により、世界でも初めてとなる、切除不能な胸腺がんに対する治療薬が日本で承認された。胸腺がんの発症は10万人当たり0.15人で、切除不能な胸腺がんの予後は不良であり、治療薬の研究開発が望まれる「難治性希少がん」です。
パーキンソン病治療薬の長期服用で生じる副作用のメカニズムを解明 医療・健康

パーキンソン病治療薬の長期服用で生じる副作用のメカニズムを解明

パーキンソン病モデルマウスに長期間L-ドーパを投与することで、ジスキネジアが生じた。ジスキネジアモデルマウスでは、大脳基底核の出力部において、大脳皮質由来の抑制が増強し、遅い興奮が減少していることが分かった。
ウイルス排出量のピークが早い 新型コロナウイルスの治療が困難な理由を解明 医療・健康

ウイルス排出量のピークが早い 新型コロナウイルスの治療が困難な理由を解明

COVID-19ではMERSやSARSと比較して、早期にウイルス排出量がピークに達することを明らかにした。開発したコンピューターシミュレーションによる網羅的な分析から、ピーク後に治療を開始した場合、ウイルス排出量を減少させる効果は極めて限定的であることを見いだした。
ウイルスを短時間で不活性化できるコーティング技術を開発 医療・健康

ウイルスを短時間で不活性化できるコーティング技術を開発

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を含むエンベロープ型ウイルス全般に効果がある界面活性剤を含浸可能でかつ徐放するコーティングを作製する技術である。即時性に優れ持続性もある抗ウイルスコーティング作製技術を開発した。
痛みを感じた時の脳内の神経回路変化を ホログラフィック顕微鏡によって解明 医療・健康

痛みを感じた時の脳内の神経回路変化を ホログラフィック顕微鏡によって解明

痛みの急性期の大脳皮質第一次体性感覚野において、神経細胞の自発的な活動と細胞間の活動相関性が増加すること、ホログラフィック光刺激によって1つの神経細胞を刺激した際の周囲の神経細胞の応答が増加し、痛みの改善に伴ってそれらが元の状態まで低下することが明らかになった。
急性骨髄性白血病の個別最適化治療へ一歩~白血病の”弱点”の同定に成功~ 医療・健康

急性骨髄性白血病の個別最適化治療へ一歩~白血病の”弱点”の同定に成功~

白血病ヒト化マウスを用いて、白血病細胞の"弱点"であるタンパク質の阻害剤を投与することで、白血病細胞を効果的に死滅させる方法を突き止めた。
がん細胞上で薬剤を化学合成~生体内で薬剤の骨格を作る新しいプロドラッグ概念~ 医療・健康

がん細胞上で薬剤を化学合成~生体内で薬剤の骨格を作る新しいプロドラッグ概念~

生体内に導入できる「人工金属酵素」によって薬剤の骨格を構築できる遷移金属触媒反応を開発した。
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の細胞内侵入を防ぐ既存薬を同定 医療・健康

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の細胞内侵入を防ぐ既存薬を同定

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のACE2受容体の内在化(=ウイルス侵入)を阻害する候補薬として既承認薬クロミプラミン(抗うつ薬)を同定した。SARS-CoV-2を用いた感染実験において、ウイルスの増殖を抑制できるだけでなく、ヒトiPS細胞由来心筋細胞の機能障害も抑制することが明らかとなった。レムデシビルとの併用によるウイルス感染の阻害増強効果も実証された。
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