医療・健康

腎臓病の診断に有用なD-アミノ酸(D-セリン)を発見 医療・健康

腎臓病の診断に有用なD-アミノ酸(D-セリン)を発見

これまで腎生検でしか診断できなかった、慢性腎臓病の原疾患診断に、体中に微量に存在するD-アミノ酸であるD-セリンが有用なマーカーとなることを発見した。
抗マラリア薬が効力を失う原因を解明 〜病原菌の変異に影響されない薬剤の開発に期待〜 医療・健康

抗マラリア薬が効力を失う原因を解明 〜病原菌の変異に影響されない薬剤の開発に期待〜

抗マラリア薬が、pHの上昇で塩基性両親媒性薬剤(CAD)構造に変化し、酵母の脂質膜に局在して単糖輸送体機能を阻害し、抗菌作用を示す機構を初めて明らかにした。この機構に基づけば、わずかなpHの低下でCAD構造の割合が減少すると抗マラリア薬は効力を失い、見かけ上耐性になると考えられる。
心臓が正しく動くために必要な新しい仕組みを発見~心臓突然死の治療に期待~ 医療・健康

心臓が正しく動くために必要な新しい仕組みを発見~心臓突然死の治療に期待~

心臓に存在している免疫細胞に注目して、この細胞が分泌するタンパク質が、心筋細胞どうしの小さな穴を通したつながりに必要であることを世界で初めて発見した。
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社会性の発達を調節する新たな機構を発見 医療・健康

社会性の発達を調節する新たな機構を発見

ニューロリジン3がシナプスを挟んで受容体チロシン脱リン酸化酵素PTPδ(デルタ)およびニューレキシンと競合的に結合することで、社会性発達を双方向性に調節することを見出した。
新型コロナウイルス感染症流行下で居住地域がメンタルヘルスに与える影響を明らかに:日本全国大規模インターネット調査より 医療・健康

新型コロナウイルス感染症流行下で居住地域がメンタルヘルスに与える影響を明らかに:日本全国大規模インターネット調査より

新型コロナウイルス感染症流行下において居住地域が心理的苦痛・自殺念慮に与える影響を示した初めての研究。結果は、メンタルヘルスの悪化が、新型コロナウイルス感染症患者発生の有無に関わらず全国的な問題であり、特に人口密度が高い地域、貧困の度合いが高い地域であるほど、深刻であることを示している。
抗生物質によるインスリンアミロイドの毒性発現 医療・健康

抗生物質によるインスリンアミロイドの毒性発現

インスリンのアミロイド凝集が、抗生物質の1種であるミノサイクリンによって分解され、一時的に高毒性分解物を生じる事を見出した。
語学留学の脳科学的効用~外国語の習得によって言語野や感覚野の脳活動に変化~ 医療・健康

語学留学の脳科学的効用~外国語の習得によって言語野や感覚野の脳活動に変化~

短期間の語学留学中に脳機能の顕著な変化が生じることを初めて明らかにした。MRI装置を用いて脳活動を計測した結果、脳の言語野に加えて視覚野において活動が減少したが、聴覚野では逆に活動が増加した。言語習得で単に脳が活性化するのではなく、脳機能に変化が生じていることを示すもの。
大脳皮質形成異常症の1つである「多小脳回」(病的に小さい脳回が多発する病気)の新たな原因遺伝子ATP1A3を同定 医療・健康

大脳皮質形成異常症の1つである「多小脳回」(病的に小さい脳回が多発する病気)の新たな原因遺伝子ATP1A3を同定

「多小脳回」を呈する124人の患者さんの全エクソーム解析を行い、8人の患者さん(検出頻度6.5%)で、ATP1A3遺伝子の突然変異を同定した。
ウェブ上での簡単なテストで、アルツハイマー病の前駆状態に該当する可能性を予測するアルゴリズムを開発 医療・健康

ウェブ上での簡単なテストで、アルツハイマー病の前駆状態に該当する可能性を予測するアルゴリズムを開発

ウェブ上での簡単なテストにより、アルツハイマー病の前駆状態(プレクリニカル期)に該当する可能性を予測するアルゴリズムを開発した。
ヒト胃からのヘリコバクター・スイスの培養に成功~ヒト胃における病原細菌であることを証明~ 医療・健康

ヒト胃からのヘリコバクター・スイスの培養に成功~ヒト胃における病原細菌であることを証明~

胃疾患患者からのヘリコバクター・スイスを人工培地で分離培養することに初めて成功した。マウス感染実験により胃での病態発症を確認し、病態組織から菌の再分離にも成功したことから、ヘリコバクター・スイスがヒト胃における病原細菌であることが証明された。
切除不能な胸腺がんで初めての治療薬承認~ 医師主導治験でアンメット・メディカル・ニーズに対応~ 医療・健康

切除不能な胸腺がんで初めての治療薬承認~ 医師主導治験でアンメット・メディカル・ニーズに対応~

国立がん研究センター中央病院が主導し、全国8施設で実施された医師主導治験の結果により、世界でも初めてとなる、切除不能な胸腺がんに対する治療薬が日本で承認された。胸腺がんの発症は10万人当たり0.15人で、切除不能な胸腺がんの予後は不良であり、治療薬の研究開発が望まれる「難治性希少がん」です。
パーキンソン病治療薬の長期服用で生じる副作用のメカニズムを解明 医療・健康

パーキンソン病治療薬の長期服用で生じる副作用のメカニズムを解明

パーキンソン病モデルマウスに長期間L-ドーパを投与することで、ジスキネジアが生じた。ジスキネジアモデルマウスでは、大脳基底核の出力部において、大脳皮質由来の抑制が増強し、遅い興奮が減少していることが分かった。
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