医療・健康 肥満度と大腸がんリスクとの関連:アジア人初のゲノム疫学研究からの成果 メンデルのランダム化解析という、ゲノム情報を用いる研究手法により、肥満度の指標であるBMIと大腸がんリスクとの関連を調べた。遺伝的に予測されるBMIが増加するにつれて、大腸がんリスクが増加するという関連を、アジア人で初めて明らかにした。 2021-05-11 医療・健康
有機化学・薬学 テングザルのお腹から新種の乳酸菌を発見! 「ラクトバチルス ナサリディス」と命名 よこはま動物園で飼育されているテングザルの胃内から新種の乳酸菌を発見し、「ラクトバチルス ナサリディス(Lactobacillus nasalidis)」と命名。微生物の命名に関する世界最高機関が新種に認定。 2021-05-08 有機化学・薬学
医療・健康 放射線に抵抗性のネコ細胞では放射線照射後に細胞老化が増加 ネコの腎臓に由来するCRFK細胞が多数のDNA二本鎖切断損傷を起こす量のエックス線を照射されると細胞増殖を停止し、高い割合で細胞老化の特徴を示すことを明らかにした。照射後にはDNA損傷応答機構が活性化することを明らかにした。 2021-05-08 医療・健康
医療・健康 孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病における新規診断基準の提唱 孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の生前診断に有用な補助診断法を詳細に検討し、髄液中又は他の組織にてRT-QUIC法にて陽性であることを加えた、孤発性CJDの新たな診断基準を提唱した。 2021-05-07 医療・健康
有機化学・薬学 核酸アプタマーを用いた軟骨無形成症治療薬の開発 軟骨無形成症(ACH)のモデルマウスを用いた薬理試験において、抗FGF2アプタマー(RBM-007)が低身長改善効果を示すことを発見し、その作用機序を明らかにした。 2021-05-07 有機化学・薬学
医療・健康 心不全病態の進行を抑制する新規RNAを同定~新たな治療法の開発に期待~ 心筋細胞に豊富に発現する新規長鎖ノンコーディングRNA(lncRNA)「Caren」を同定し、心不全の原因となる加齢や高血圧などの圧負荷によるストレスによって心筋細胞におけるCarenのRNA量が減少することを解明した。Carenは、ミトコンドリア数増加により心筋細胞のエネルギー代謝増強作用、およびDNA損傷応答活性化の抑制作用を示し、心不全病態の進行に拮抗することを解明した。 2021-05-07 医療・健康
医療・健康 白血病の代謝の個性を生み出す仕組みを解明~代謝を標的とした特異性の高い治療戦略の可能性~ 急性骨髄性白血病の一つである赤芽球性白血病では、転写調節タンパク質であるLSD1が多く存在していることがわかった。赤芽球性白血病細胞において、LSD1は解糖系やヘム合成に関わる遺伝子の発現を促進し、特徴的な代謝の個性を生み出していることを見出した。 2021-05-07 医療・健康
細胞遺伝子工学 原始卵胞形成過程における顆粒膜細胞の遺伝子発現を解析 原始卵胞の形成過程における顆粒膜細胞前駆体の遺伝子発現変化を読み解くことで、原始卵胞の形成に伴い、細胞外マトリックス、細胞接着、数種類のシグナル伝達経路等に関する遺伝子の顕著な発現変動が起きていることが明らかになった。 2021-05-06 細胞遺伝子工学
生物環境工学 農作物を食べた野生ニホンジカは早く成熟する~ 農作物の採食が更なる農業被害を招く~ 野生ニホンジカの成熟が農作物を食べることで早まることを、シカの骨コラーゲンの窒素安定同位体の比率(δデルタ15N値2))の解析から明らかにした。シカの農地侵入防止対策や農作物を食害する個体の駆除が、現在のみならず将来の農業被害の抑制にも有用であることを示す。 2021-05-06 生物環境工学
生物化学工学 生命に共通する体内時計の部品を発見 ~体内時計の起源にはカルシウムイオンが関与か~ 哺乳類、昆虫、植物および細菌の体内時計に共通して働く因子として、カルシウムイオン(Ca2+)制御タンパク質であるNa+/Ca2+交換輸送体 (NCX)を発見した。 2021-05-01 生物化学工学