2021-08

細胞遺伝子工学

メダカはインド亜大陸に乗ってやって来た~メダカ科魚類の網羅的系統解析~

世界中からメダカ科魚類を収集し、網羅的系統樹の推定に成功した。メダカ科魚類の共通祖先はインド亜大陸に起源し、ユーラシア大陸に衝突した後にアジアに分布を拡大していった。メダカの共通祖先は、インド亜大陸上で、恐竜たちも絶滅した中生代末の大量絶滅を生き残った。
有機化学・薬学

凝集抑制剤としてのATPの機能を解明~ATPが神経変性疾患の発症を抑制する~

アデノシン三リン酸(ATP)とタンパク質との非特異的な弱い相互作用を原子レベルで検出することに世界で初めて成功した。
生物工学一般

量子操作で蛍光検出効率100倍に成功 ~ウイルス感染症の早期・迅速診断への応用に期待~

細胞イメージングや極微量ウイルス検出などへの活用が期待される蛍光ナノダイヤモンドの検出効率を大幅に向上する新規イメージング手法の開発に成功した。
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医療・健康

脳腫瘍の悪性化を防ぐ最適な治療法を解明!

多くの低悪性度IDH変異神経膠腫患者さんの腫瘍体積、治療に関わる情報を数学的アプローチにより解析することで、これまで曖昧であった化学療法や放射線治療が腫瘍細胞の増殖及び悪性化に与える影響をより正確に同定することができた。
生物化学工学

悲観的意思決定の大規模脳ネットワークに関する仮説を提唱

これまで、サルを用いた実験により、不安の根源である悲観的な意思決定の誘発に、線条体ストリオソーム構造と前頭皮質の局所の経路が関与していることを示してきた。これらの知見を関連する文献と照らし合わせ、悲観的意思決定の脳内ネットワークについての仮説を提示した。
医療・健康

かかりつけ精神科での個別の検診勧奨で、統合失調症患者さんの大腸がん検診受診率が大きく改善

かかりつけ精神科医療機関で行う個別のがん検診勧奨が、統合失調症患者さんの大腸がん検診受診率を向上させることを臨床試験で確認した。
有機化学・薬学

新型コロナウイルスの遺伝子を複製するタンパク質にレムデシビル、アビガンが取り込まれる過程を解明(奥村久士グループ)

スーパーコンピューターを使って分子動力学シミュレーションを行い、薬剤であるレムデシビルやアビガンなどが新型コロナウイルスのRNA依存性RNAポリメラーゼ[注2]に取り込まれる過程を世界で初めて明らかにした。
医療・健康

脳内における価値判断:抽象化思考を生み出すための鍵 ~柔軟な新世代人工知能開発への期待~

人間が未知の新しい規則を学習する時にどのように抽象化思考をしているのかを検証し、その脳活動をfMRIで測定した。
生物工学一般

マウスの比較に基づく視覚情報の弁別~比較方位弁別課題における確率的意思決定の仕組み~

マウスが提示された二つの視覚刺激のうち、どちらがより垂直もしくは水平に近いか弁別する「視覚方位弁別課題」を学習できることを示した。複雑な視覚に基づく意思決定について脳内メカニズム研究の動物モデルを確立することで、加齢や神経変性疾患を含め、正常な知覚情報処理が損なわれる障害などのメカニズムの解明につながる臨床研究の推進に貢献するものと期待。
医療・健康

難病モデルマウスを用いて有効性が示された新規治療法の開発技術を企業へ導出

GM1ガングリオシドーシスモデルマウスを用いたin vivo薬効試験により、低分子化合物の経口投与によるシャペロン療法が有効であることを見出した。
生物工学一般

コンピュータシミュレーションで細胞の集団運動を理解する

物理学と生物学のハイブリッド理論を用いて多細胞システムの成長ダイナミクスを予測することに成功した。
有機化学・薬学

生体蛍光イメージングのための短波赤外蛍光色素~乳がんの光診断など医療応用に期待~

インドシアニングリーン誘導体を利用した安全性の高い生体蛍光イメージング用「短波赤外蛍光色素」の開発に成功した。
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