2022-01

オートファジーにより骨粗鬆症が抑制される~骨芽細胞がオートファジーによって活性化するメカニズムを解明~ 医療・健康

オートファジーにより骨粗鬆症が抑制される~骨芽細胞がオートファジーによって活性化するメカニズムを解明~

オートファジーによる骨芽細胞活性化のメカニズムを解明。オートファジー亢進モデルマウスにおいて、骨粗鬆症が抑制される。骨粗鬆症の新規治療薬への応用に期待。
膵がんの前がん病変の膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)のうち、病理学的に高度異形を有するIPMN(非浸潤がん)を高い感度で検出する血液バイオマーカー 医療・健康

膵がんの前がん病変の膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)のうち、病理学的に高度異形を有するIPMN(非浸潤がん)を高い感度で検出する血液バイオマーカー

膵がんの前がん病変の一つである膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)のうち、悪性所見があるが間質への浸潤のない高度異形IPMN(IPMN HGD)(非浸潤がん ステージ0相当)を高い感度で検出する血液バイオマーカー(アポリポプロテインA2 アイソフォーム:apoA2-i)を発見しました。
デグロン技術はなぜ細胞核機能の研究に役立つのか? 細胞遺伝子工学

デグロン技術はなぜ細胞核機能の研究に役立つのか?

通常培養細胞は24時間程度で2倍に増殖するため、核内反応に関与するタンパク質の機能を調べるには、数分〜数時間以内に標的タンパク質を除去し、その影響を調べることが、二次的影響を避けるために重要です。標的タンパク質を迅速分解除去することを可能にする「デグロン法」は、細胞核機能の研究に適した手法といえます。当研究室が開発したオーキシンデグロン(AID)法を含め、これまでに開発されたデグロン技術を説明し、どのような細胞核機能研究に役立ってきたかを紹介しました。
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シロアリが栽培するキノコの種類を特定 生物化学工学

シロアリが栽培するキノコの種類を特定

琉球列島には、シロアリが栽培するキノコが生息しています。形態的特徴から3種(オオシロアリタケ、トガリアリヅカタケ、シロアリシメジ)が記載されており、一昨年に新たな菌種(イケハラオオシロアリタケ)が見つかっていました。国内に生育するシロアリ共生性キノコについて、形態とDNA情報を用いた分子系統関係について調査を実施し、これらの菌類の正しい分類と名前を確定しました。
白いワラビーの遺伝的原因を初めて解明~世界各地の動物園で相次いで誕生~ 生物化学工学

白いワラビーの遺伝的原因を初めて解明~世界各地の動物園で相次いで誕生~

なぜ白い体色のワラビーが生まれるのかを追求し、初めて原因の解明に至りました。メラニン色素の合成には、チロシナーゼという酵素が大きく関与します。その酵素を作るための遺伝子に、高知県立のいち動物公園で 2015 年に生まれた白いワラビーのリリーでは、余分なDNAが入り込み、遺伝子の機能に影響していました。
mRNAの安定性は遺伝暗号コドンの組み合わせによって変化する。その原因は「リボソームの減速」 細胞遺伝子工学

mRNAの安定性は遺伝暗号コドンの組み合わせによって変化する。その原因は「リボソームの減速」

DNAから転写されたメッセンジャーRNA(mRNA)からタンパク質が作られる際のリボソームの移動のスピードが、mRNA自身の寿命を決めていることを明らかにしました。mRNAの寿命が伸びるようワクチンの配列をデザインすることで、mRNAワクチンの最適化や生体内でのコントロール技術の創出が期待されます。
ゲノム編集の結果を正しく理解する〜複雑なゲノム編集変異を網羅的に解析する手法を開発〜 細胞遺伝子工学

ゲノム編集の結果を正しく理解する〜複雑なゲノム編集変異を網羅的に解析する手法を開発〜

ゲノム編集で狙った遺伝子に意図した改変が起きたのか、それとも、意図しない改変が起きたのかを自動的に識別・分類する手法を開発しました。
高度な社会性を持つシロアリのゲノム情報を解読 〜遺伝子重複が社会性進化の原動力であることを明らかに〜 生物環境工学

高度な社会性を持つシロアリのゲノム情報を解読 〜遺伝子重複が社会性進化の原動力であることを明らかに〜

「ヤマトシロアリ」のゲノム情報の解読および、カースト別の大規模遺伝子発現解析に成功しました。シロアリの社会性の進化には遺伝子の重複が重要な役割を果たしていることが明らかになりました。重複した遺伝子はカーストごとに発現パターンが異なる傾向があることがわかりました。重複遺伝子には、化学コミュニケーションや社会的免疫・防御などの社会性に関連する機能を持った遺伝子が多くみられました。
日本システム技術のメディカルデータセットを国立情報学研究所からアカデミア研究者向けデータとして提供開始 医療・健康

日本システム技術のメディカルデータセットを国立情報学研究所からアカデミア研究者向けデータとして提供開始

「情報学研究データリポジトリ(IDR)」を通じて、アカデミア研究者向けに「JASTメディカルデータセット」として傷病情報データの無償提供を開始しました。JASTでは700万人にもおよぶレセプトおよび健診データをソースとした、メディカルビッグデータ「REZULT」を構築しています。性別年代といったパーソナルな情報から傷病・処方薬といったメディカルな情報まで網羅しており、多岐にわたる研究活動・社会実装へ適したデータとなっています。
脳卒中や認知症の原因となる遺伝性脳小血管病 CADASILの制圧への第一歩 医療・健康

脳卒中や認知症の原因となる遺伝性脳小血管病 CADASILの制圧への第一歩

ペプチドホルモンであるアドレノメデュリンを遺伝性脳小血管病CADASIL患者さんに投与する世界初の医師主導治験 AMCAD試験を計画し、2022年1月13日に1例目への治験薬の投与を開始しました。
COVID-19感染拡大中のラグビー選手におけるメンタルヘルスの実態 医療・健康

COVID-19感染拡大中のラグビー選手におけるメンタルヘルスの実態

男性ラグビー選手に実施したCOVID-19感染拡大前後の二時点の調査から、日本のアスリートのメンタルヘルス実態について、環境変化により不調が改善される一群がいる一方で、専門家による支援が必要な選手が一定数存在することを示しました。
国内最大の新型コロナウイルス感染症レジストリを使って”妊婦新型コロナ患者”の実態を解明 医療・健康

国内最大の新型コロナウイルス感染症レジストリを使って”妊婦新型コロナ患者”の実態を解明

妊婦の新型コロナウイルス感染症における入院例の疫学的・臨床的な特徴を分析した研究を発表しました。国立国際医療研究センターが運営している国内最大の新型コロナウイルス感染症のレジストリ「COVID-19 Registry Japan (COVIREGI-JP)」を利用したもので、妊婦における新型コロナ患者の特徴に関する大規模な報告は、日本初となります。
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