2022-01

細胞遺伝子工学

胎盤らしさを支える分子基盤を解明~胎盤の細胞は高度に安定化されたクロマチン構造をとる~

将来胎盤を構成する「胎盤系列の細胞」は巨大なヘテロクロマチン構造をとり、これらが胎盤の細胞を維持させるために重要であることを明らかにしました。
医療・健康

世界初のヘルメット型PET 装置を製品化~小型・高性能を実現、脳の検査がもっと身近に~

半球状の検出器配置を採用した、小型・高性能なヘルメット型の陽電子放射断層撮影 (PET)装置を開発し、製品化しました。「頭部専用PET装置  Vrain™」と名付けた本装置は、アトックスが令和 3 年 10 月 7 日に医療機器承認を取得し、令和 4 年1月 18 日より国内で販売します。
医療・健康

核医学もつれガンマ線によるpHイメージングに成功~スピンを用いて化学状態を非侵襲で観測~

核医学診断薬剤を用いた生体内局所pHの検出・可視化技術を確立した。薬剤集積に加えて、高次情報である局所化学環境のガンマ線を用いた非侵襲観測を可能にした。悪性腫瘍等の生体内微小環境の検出により診断の高精度化が可能になるとともに、体内化学環境を体外から観測するプラットフォーム技術として期待される。
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医療・健康

強い細胞毒性を示すアミロイドタンパク質凝集体特有の運動を発見

アルツハイマー病の治療薬開発に新たな視点を提示 2022-01-17 量子科学技術研究開発機構 ​​発表のポイント アルツハイマー病などの神経変性疾患1)の原因と考えられているアミロイドタンパク質凝集体について、細胞への毒性が強いアミロイド...
細胞遺伝子工学

DPANN群に属する難培養性アーキアの培養に成功。寄生性アーキアの新しい生理生態を発見

培養が極めて難しいDPANN群に属する寄生性アーキア(古細菌)の培養に成功し、形態学的特徴、生理性状、宿主依存性、全ゲノム配列情報を明らかにしました。DPANN群の中に「複数種の宿主を持つ寄生性アーキア」が存在することを世界で初めて培養実験によって確認しました。培養に成功したDPANNアーキア(ARM-1株)を微生物リソースとして公開しました。
有機化学・薬学

乳がん術中迅速診断多施設臨床研究を行う共同研究を開始

共同研究グループは、独自に開発したがん細胞組織染色試薬が体外診断医薬品として承認されることを目指し、この度、臨床研究を臨床病院、臨床検査機器メーカー等と開始しました。
有機化学・薬学

機械学習を用いてタンパク質立体構造を評価する構造生物学AI技術を構築

機械学習を用いた新規のタンパク質結晶構造評価AI技術であるQAEmapを確立しました。公共データベースに登録されている高解像度の構造データを3D-CNNと呼ばれる3次元情報を扱う方法で機械学習することにより、データの解像度に依存しない構造評価ができることを示しました。タンパク質構造を用いる創薬研究の加速化に貢献することが期待されます。
医療・健康

犬の膀胱がんに対する新しい分子標的療法の確立

膀胱がんを発症した犬において、HER2とEGFRを特異的に阻害するラパチニブという分子標的薬が有効な治療法となることを獣医師主導臨床試験により証明しました。尿に含まれるがん細胞を使ってHER2タンパク質の過剰発現とHER2遺伝子増幅の有無を調べることで、ラパチニブの治療効果を予測するバイオマーカーとなることを明らかにしました。
生物化学工学

ビタミンCを脳に届ける運び屋を発見~必須栄養素研究における長年の謎を解明~

培養細胞や遺伝子欠損マウスを用いた実験などから、膜輸送体の一つであるSLC2A12トランスポーターが血液から脳へのビタミンC供給に重要な役割を果たすことを見いだし、「ビタミンC排出タンパク質:VCEP」と名付けました。
生物化学工学

オス性行動のモチベーションを調節する脳内のしくみ

脳内の同じニューロン が作る2つの神経ペプチド GnRH3とNPFFが両方ともオスの性行動のモチベーションを調節することを明らかにしました。不明であったNPFFの行動における機能を発見すると共に、両神経ペプチドがバランスよく脳内で作用することで性行動がうまく制御される脳内のしくみを明らかにしました
有機化学・薬学

B型肝炎ウイルス感染を抑制する抗体を開発

B型肝炎ウイルス(HBV)の感染受容体であるヒトNa+/タウロコール酸共輸送ポリペプチド(NTCP)に結合し、HBV粒子のヒト肝細胞への感染を阻害するモノクローナル抗体を開発しました。
生物化学工学

蛍光タンパク質の蛍光強度を維持したまま組織・器官を透明化できる 動植物共通の透明化法開発に成功

動植物共通の組織・器官透明化法iTOMEIの開発に成功しました。従来の透明化方法の各ステップを綿密に見直し、改良を実施することで、蛍光タンパク質の蛍光強度を維持したままで、動植物の組織や器官を透明化できるようになりました。
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