国立がん研究センター

医療・健康

小児がんを対象としたニボルマブの医師主導治験結果を基に古典的ホジキンリンパ腫の小児用法・用量が国内初承認

小児がん患者を対象とした医師主導治験(第I相試験)の結果を基に、成人では承認済みの「再発又は難治性の古典的ホジキンリンパ腫」に対するニボルマブ(オプジーボ®点滴静注)の小児用法・用量が日本で初めて承認された。
医療・健康

ピーナッツ摂取と脳卒中および虚血性心疾患発症との関連

45~74歳の方々のうち、食事アンケート調査に回答し、循環器疾患、がんになっていなかった約7万5千人を、平成24年(2012年)まで追跡した調査結果にもとづいて、ピーナッツの摂取量と脳卒中および虚血性心疾患発症リスクとの関連を調べた。ピーナッツ摂取量が循環器疾患及び脳卒中(特に、脳梗塞)の発症リスク低下と関連することを明らかにした。
医療・健康

がん遺伝子パネル検査による治療選択を増やし、がんゲノム医療の加速化を目指す

がん遺伝子パネル検査を受けて見つかったFGFR遺伝子異常を有する進行・再発固形がんの患者さんを対象に、北海道、東北、関東、関西、九州の全国5施設で医師主導治験を実施する。
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医療・健康

成人T細胞白血病リンパ腫の多段階発がん分子メカニズムを解明

単一細胞マルチオミクス解析を用いて、ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)感染を原因とする成人T細胞白血病/リンパ腫(ATL)の多段階発がん分子機構を解明した。
医療・健康

化学放射線療法の効果が低い食道がんにおけるゲノム進化の過程を解明

化学放射線療法の効果が低く再発しやすい難治性食道がんのゲノム異常の特徴や、再発に至るがんゲノムの進化の過程を明らかにした。
医療・健康

HOXA9がMYCと協調して白血病を引き起こすメカニズムを解明

悪性度が高い白血病で強く発現しているMYCとHOXA9の働きを解析し、HOXA9が「細胞の生存能力を高める遺伝子」の発現を高い状態で維持することで、白血病化を促進している事を明らかにした。
有機化学・薬学

LC-SCRUM-Asiaの研究結果に基づいて新規遺伝子診断薬「AmoyDx肺癌マルチ遺伝子PCRパネル」承認

新規遺伝子診断薬「AmoyDx肺癌マルチ遺伝子PCRパネル」の臨床性能評価を行い、LC-SCRUM-Asiaの研究結果に基づき、肺がん治療における4つの標的遺伝子(EGFR、ALK、ROS1、BRAF)の診断薬として、更にMET遺伝子の診断薬として、「AmoyDx肺癌マルチ遺伝子PCRパネル」の国内製造販売が承認された。
医療・健康

全ゲノム解析によってスキルス胃がんの治療標的を同定~難治性がんに対する新たな治療法開発の可能性~

スキルス胃がんについて、腹膜播種による腹水細胞を用いた全ゲノム解析等によって、疾患に特徴的なゲノム異常を解明した。治療標的となり得る複数のゲノム異常を発見するとともに、マウスモデルを用いた研究では、治療標的となり得る分子を阻害することで、がん細胞の増殖抑制または腹膜播種の消失を確認した。
医療・健康

かかりつけ精神科での個別の検診勧奨で、統合失調症患者さんの大腸がん検診受診率が大きく改善

かかりつけ精神科医療機関で行う個別のがん検診勧奨が、統合失調症患者さんの大腸がん検診受診率を向上させることを臨床試験で確認した。
医療・健康

「橋渡し研究推進センター」を開設基礎研究シーズと医療の現場のニーズを結びつけ、革新的ながんの診断・治療・予防開発をサポート

医薬品・医療機器等の橋渡し研究を支援してきた各部局の専門家が横断的に集まる「橋渡し研究推進センター」を開設した。国立がん研究センター各部局のノウハウを集約し、国内外の優れた基礎研究の成果を、実用化に向けた臨床開発へシームレスに展開する新組織。
医療・健康

がん患者さんの新型コロナウイルス抗体の保有状況とがん治療と抗体量の関連について

がん患者さん並びに健常人の新型コロナウイルス抗体保有率と抗体量を、国立がん研究センターとシスメックスが共同開発した抗体検出試薬を用い評価した。
細胞遺伝子工学

36.6万人規模の大規模ゲノムコホートを構築~個別化医療・個別化予防の早期実現に向けて国内6研究機関が連携~

国内6研究機関は各コホート研究で収集した情報を相互利用するための包括的な共同研究の枠組み(国内ゲノムコホート連携)を構築した。
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