国立精神・神経医療研究センター

医療・健康

精神疾患の新たなリスク要因(砂糖の過剰摂取)と表現型(脳毛細血管障害)を発見

思春期における砂糖の過剰摂取が精神疾患(統合失調症と双極性障害を指す)発症の新たな環境リスク要因となりうることを、新たなモデルマウスを作製することで実証しました。作製したモデルマウスを用いた詳細な検証により、精神疾患には脳の毛細血管障害及び、血中から脳内へのグルコースの取り込み障害が生じている可能性を見出し、前者に関しては実際の患者さんの死後脳においてもその存在の確認に成功しました。
医療・健康

新型コロナウイルス感染症感染拡大下における 発達障害児の生活の質低下に関連する精神状態を特定

新型コロナウイルス感染症の流行拡大下において、発達障害がある子どもの生活の質(QOL)について検討し、特に睡眠スケジュールの悪化が抑うつ傾向と深く関わっていることを明らかにしました。
医療・健康

神経筋疾患対象の呼吸理学療法機器「LIC TRAINER 2」 を開発、提供開始

開発・提供したLIC TRAINERⓇ(特許出願、商標登録済)の新規機器「LIC TRAINER 2」の開発が終了し、提供を開始した。
ad
医療・健康

世界初自閉スペクトラム症モデルマーモセットの開発に成功~治療薬開発のイノベーションに期待~

自閉スペクトラム症(自閉症)モデルマーモセットの開発に成功した。さらに、ヒトでは幼児期にあたる若い自閉症モデルマーモセットの詳細な解析から、ヒト自閉症の子どもの脳回路が不安定で、そのため学習した行動様式の定着が困難である可能性を示した。
医療・健康

援助付き雇用プログラム(個別就労支援)の忠実な再現が、良好な就労成果を予測

援助付き雇用プログラム(効果的な個別就労支援)を忠実に再現することが、精神障害当事者の良好な就労成果につながることを予測することを実証した。
医療・健康

早期の外科手術による発作コントロールが 難治てんかんを持つ子どもの発達を改善

3歳未満で外科治療を受けたてんかん患者75名を対象にてんかん発作と発達の転帰を解析し、外科治療による発作のコントロールが患児の良好な発達に寄与することを明らかにした。
医療・健康

霊長類においてウイルスベクターを用いた痛覚神経への遺伝子導入に成功

アデノ随伴ウイルスベクター(AAV)を用いて、小型霊長類であるコモンマーモセットの痛覚神経へ選択的に遺伝子を導入することに成功した。
医療・健康

表情から感情を読み取る過程を神経回路モデルで再現

生体脳を模倣した神経回路モデルに人間の表情変化を予測するような学習をさせたところ、自然発生的に感情ごとのカテゴリが形成されることを明らかにした。
医療・健康

遺伝性神経・筋疾患の治療法開発を目的とした エクソン・スキップのデータベースおよび機械学習モデルに基づいた予測システム

誰でも情報にアクセスできる世界最大の(メッセンジャーRNA調整型)アンチセンス核酸医薬のデータベースであるeSkip-Finderをインターネットで公開した。機械学習によるエクソン・スキップ効率の予測機能を搭載した世界初のウェブツールです。
医療・健康

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の新たな免疫バイオマーカーの発見

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)の新たな免疫異常を発見し、それが診断に有用な血液診断マーカーとなりうることを発見した。
医療・健康

小児悪性脳腫瘍の進行に関わる新たながんシグナルを発見

「主に大脳皮質に生じる小児悪性脳腫瘍である『テント上上衣腫』において、これまで機能不明であったC11orf95遺伝子が様々な遺伝子と融合することで異常タンパク質の産生をもたらし、腫瘍を発生させる」ことを発見した。
医療・健康

一人ひとりのこころの状態に合わせるメンタルヘルスサポートを開始へ

国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は、「COVID-19等による社会変動下に即した応急的遠隔対応型メンタルヘルスケアの基盤システム構築と実用化促進にむけた効果検証」を首都圏の複数個所、愛知県新城市の特定の市区で2021年4月21日より開始する。
ad
タイトルとURLをコピーしました