東北大学

細胞遺伝子工学

20年以上謎だった生物の正体が判明~光合成生物進化解明のカギに~

DNAや電子顕微鏡を用いた多角的な解析により、ラピ藻(Rappephyceae)と名付けられたこの生物は、これまでに知られていない光合成生物であり、世界中に広く分布していることを突き止めた。
生物工学一般

生きた細胞膜での膜透過性ペプチドの取り込みをナノスケールで可視化

細胞にダメージを与えないで細胞表面のナノ形状を計測可能な走査型イオンコンダクタンス顕微鏡と、焦点面での標識分子動態を可視化できるスピニングディスク式の共焦点レーザー走査顕微鏡を融合した装置を開発、膜透過性ペプチドの流入領域で生じる形状変化を直接観察し、その詳細を明らかにした。
医療・健康

新型コロナウイルス感染症流行下で居住地域がメンタルヘルスに与える影響を明らかに:日本全国大規模インターネット調査より

新型コロナウイルス感染症流行下において居住地域が心理的苦痛・自殺念慮に与える影響を示した初めての研究。結果は、メンタルヘルスの悪化が、新型コロナウイルス感染症患者発生の有無に関わらず全国的な問題であり、特に人口密度が高い地域、貧困の度合いが高い地域であるほど、深刻であることを示している。
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有機化学・薬学

胎児のNUDT15遺伝子型によって、母親が服薬するチオプリンが胎生死を引き起こす可能性をマウスモデルで解明

母親が服用するチオプリンが、胎児のNUDT15遺伝子型によっては胎生致死を引き起こす可能性があることを、マウスモデルを用いて解明した。
生物化学工学

1つの細胞が異なるエクソソームを分泌する分子機構の発見 ~新たながん治療薬開発への応用に期待~

単一の細胞から性質の異なるエクソソームが相反する方向へ分泌されることを発見し、それらを生み出す2つの分子機構を解明した。
有機化学・薬学

アスコルビン酸噴霧で植物の細胞死が抑制される~細胞でのタンパク質の生産性が向上~

植物において、活性酸素が及ぼす影響の緩和に着目し、抗酸化物質である高濃度アスコルビン酸を噴霧することにより、壊死を抑制し、タンパク質の生産性向上、および、これまでほとんど発現していなかったタンパク質の発現に成功しました。また、高濃度アスコルビン酸の噴霧は、発現するタンパク質の活性に影響を及ぼさないことも分かりました。
医療・健康

医師の判断プロセスに学んだ緑内障の画像診断システム

少数医用画像に対する階層的転移学習による機械学習法 2021-03-02 理化学研究所,東北大学 理化学研究所(理研)光量子工学研究センター画像情報処理研究チームの横田秀夫チームリーダー、安光州客員研究員、秋葉正博客員研究員、東北大学大学院...
生物化学工学

トマトのトマチンによる根圏細菌叢の制御 ~トマト苦味・有毒物質の根圏での新しい機能~

2021-02-06 京都大学 杉山暁史 生存圏研究所准教授、中安大 同特任助教、大野滉平 農学研究科修士課程学生、高松恭子 同修士課程学生、青木裕一 東北大学助教、山﨑真一 同研究員らの研究グループは、水耕栽培と圃場栽培の両条件でトマトが...
医療・健康

潜在的なシミをデジタル写真で計測する新手法~人工知能で肌の紫外線写真を生成して色素斑を計測~

2021-02-09 東北大学大学院医学系研究科,東北大学病院,東北大学東北メディカル・メガバンク機構,日本医療研究開発機構 発表のポイント 紫外線による肌ダメージは、皮膚発癌やシミの原因です。肌ダメージを自分自身で知ることは、皮膚発癌やシ...
生物化学工学

カーボンナノチューブの毒性発現機構の一端を解明 ~免疫細胞が病原体と誤認識して過剰応答~

2021-02-10 立命館大学,東北大学,科学技術振興機構 ポイント カーボンナノチューブ(CNTs)の研究と利用は年々急増している一方で、CNTsのアスベスト様の毒性が懸念されているが、その毒性発現機構は長い間不明であった。 世界で初め...
医療・健康

リンパ球の一種B細胞による抗体産生に重要な因子を発見

PC4タンパク質を介したクロマチン制御によるB細胞分化制御機構の解明 2021-01-22 東北大学大学院医学系研究科,日本医療研究開発機構 研究のポイント B細胞注1が抗体注2を産生する細胞に分化するにあたり、クロマチン注3制御タンパク質...
医療・健康

サリドマイド催奇性を引き起こすタンパク質の発見~サリドマイドによる副作用のメカニズムを提唱~

2021-01-20 愛媛大学,東北大学,名古屋大学,名古屋工業大学,日本医療研究開発機構 背景 サリドマイド1)は半世紀以上前に妊婦における睡眠導入剤として世界中で使用された薬剤ですが、服用した妊婦から生まれた胎児の四肢に重篤な催奇性2)...
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