生命創成探究センター

細胞遺伝子工学

細胞の変形・運動に複数のタンパク質が協調して関わる仕組みを数式で解明

複数の分子活性の経時変化を同時測定データとして統合化するデータ解析手法を開発~がんや免疫、神経疾患など医学生物学研究への応用が期待~ 2023-02-10 奈良先端科学技術大学院大学,藤田医科大学,東京理科大学,生命創成探究センター,基礎生...
医療・健康

なぜ免疫系はウイルスを排除して食べ物を排除しないのか? 〜予測符号化に基づく免疫記憶のアップデート〜

2023-01-10 生命創成探究センター 本研究成果のポイント 免疫応答を記述する数理モデルを開発 免疫系が適切な応答を起こすための学習過程を機械学習の概念を用いて記述 抗原の特徴に応じて異なる強さの応答が誘導されることを示し、アレルギー...
生物工学一般

対物レンズ傾斜顕微鏡によって頭部の傾斜・運動中の神経活動の可視化に成功 ~頭部の傾きや動きの「方向」や「動き方」が異なる場所の内耳感覚細胞によって 受容し分けられることが明らかに~

2022-12-21 基礎生物学研究所,生命創成探究センター 脊椎動物の内耳にある前庭器官は頭部の傾きや動きを受容します。前庭器官には頭部の傾きや振動などの直線的な動きを受容する耳石器官と、回転を受容する三半規管があります。それぞれの器官で...
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生物化学工学

細胞と細胞をつなぐ分子の結合過程の撮影に成功~高速原子間力顕微鏡で明らかになった細胞間接着タンパク質の段階的な結合プロセス~

2022-07-19 生命創成探究センター 大学共同利用機関法人自然科学研究機構 生命創成探究センター (ExCELLS) の西口茂孝特任研究員と、ExCELLS/国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学理学研究科の内橋貴之教授のグループは...
有機化学・薬学

たんぱく質分子の中に組み込まれた糖鎖修飾の制御コードを発見 ~バイオ医薬品の開発にも貢献~

2022-07-13 名古屋市立大学,生命創成探究センター,分子科学研究所,科学技術振興機構 自然科学研究機構 生命創成探究センターの加藤 晃一 教授(名古屋市立大学/分子科学研究所 兼任)と名古屋市立大学 薬学研究科の矢木 宏和 准教授(...
医療・健康

グリセロールリン酸が糖鎖の伸長を止めて、がん悪性化に関与している

2022-06-16 分子科学研究所 研究成果は「International Journal of Molecular Sciences」に2022年6月15日に掲載。 自然科学研究機構生命創成探究センターの加藤晃一教授(名古屋市立大学/分...
生物工学一般

傷を治しに向かう細胞は、向かわない細胞より温度が高い~温度をシグナルに使った 細胞の振る舞い制御に糸口~

2022-05-18 神奈川工科大学,慶應義塾大学,生命創成探究センター,生理学研究所,基礎生物学研究所 神奈川工科大学創造工学科広井賀子教授と、慶應義塾大学大学院理工学研究科大学院生中村隆之(研究当時)、同大学理工学部舟橋啓教授、山田貴大...
有機化学・薬学

光合成色素を使って近赤外蛍光タンパク質を明るくすることに成功

近赤外蛍光タンパク質iRFPの発色団として、今まで知られていたビリベルジンだけではなく、光合成色素として知られるフィコシアノビリンが使用できることを新たに発見しました。ビリベルジンよりもフィコシアノビリンを用いた方が、iRFPの蛍光が明るくなることがわかりました。ビリベルジンやフィコシアノビリンを代謝により合成することができない分裂酵母細胞においても、それらの色素の合成酵素を発現させることでiRFPの蛍光強度を増強させることに成功しました。
有機化学・薬学

新規赤色蛍光ドーパミンバイオセンサーの開発 〜ドーパミンとノルエピネフリンの同時可視化に成功〜

赤色蛍光タンパク質を用いたドーパミンバイオセンサー「R-GenGAR-DA」の開発に成功しました。この赤色蛍光ドーパミンセンサーのドーパミンに対する高い選択性を利用し、既報の緑色蛍光ノルエピネフリンバイオセンサーと共に用いることで、ひとつの細胞でドーパミンとノルエピネフリンを同時に可視化することに成功しました。
生物工学一般

光で狙いを定めて細胞の生み出す力を弱める技術を開発

光遺伝学の技術を応用することで、光照射により細胞の出す力を弱める新たなツール(OptoMYPT)を開発しました。さらに、OptoMYPTを用いてカエル胚の細胞間ではたらく力や、培養細胞における細胞質分裂中の力を操作できることを示しました。本研究のような光を用いた力の操作技術を駆使することで、将来的にはアクチン細胞骨格の関与する様々な発生学的・細胞生物学的現象の理解や、人工臓器の自在なデザインなど、基礎研究から臨床応用まで多面的に貢献することが期待されます。
生物環境工学

“地上最強生物”クマムシの乾燥耐性の仕組みの解明に挑む

クマムシの乾燥耐性メカニズムを探究する研究を行っています。クマムシの細胞内にみられるタンパク質のかたちとふるまいを詳しく調べるなかで、水分の消失に伴ってCAHS1というタンパク質分子が集まってくる様子を観察することに成功しました。乾燥条件に晒されたり、脱水ストレスが細胞にかかると、このタンパク質が集まってファイバーをつくることを世界で初めて明らかにしました。
細胞遺伝子工学

小胞体における構造異常糖タンパク質分解メカニズムの解明〜糖鎖の分解シグナルはどのように露出するか?

小胞体における糖鎖のマンノース切除酵素を精製してその活性を同定することに成功しました。小胞体の構造異常糖タンパク質を分解する小胞体関連分解の深い理解につながります。小胞体関連分解は、アルツハイマー病などの60以上ものヒト疾患と関わるため、本研究成果は、それらの新規治療戦略や予防法の提案の礎となります。
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