量子科学技術研究開発機構

医療・健康

世界初!放射線によって生じたDNA損傷の直接観察に成功 ~老化・がん治療研究にブレイクスルー~

2022-03-22 量子科学技術研究開発機構 発表のポイント ​​生きた細胞の中にある60億塩基対ものDNA鎖上にごくわずかに生じた一つひとつの損傷を見つけ出し、原子間力顕微鏡で直接観察する技術を確立。従来の蛍光顕微鏡レベルでは不可能であ...
有機化学・薬学

放射線腸管障害の防護薬として有望~出血を誘発しない高硫酸化ヒアルロン酸の開発に成功~

2022-03-16 量子科学技術研究開発機構 発表のポイント ​​放射線腸管障害に防護効果がある高硫酸化ヒアルロン酸の開発に成功 高硫酸化ヒアルロン酸は、血液の凝固を妨げず、出血誘発の可能性が低い 開発した高硫酸化ヒアルロン酸は放射線障害...
細胞遺伝子工学

世界初!変異処理した植物から、直接、DNA に生じた突然変異を全検出~成熟前でもよい実をつける枝を選抜できる?新しい品種開発技術への展開に期待~

細胞に突然変異が起きているかを、赤色色素のある・なしで簡単に視覚的に識別する方法を開発しました。識別した突然変異を起こした細胞から、量子ビーム照射で生じた DNA の変異を、直接、網羅的に同定することに初めて成功しました。
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医療・健康

世界初のヘルメット型PET 装置を製品化~小型・高性能を実現、脳の検査がもっと身近に~

半球状の検出器配置を採用した、小型・高性能なヘルメット型の陽電子放射断層撮影 (PET)装置を開発し、製品化しました。「頭部専用PET装置  Vrain™」と名付けた本装置は、アトックスが令和 3 年 10 月 7 日に医療機器承認を取得し、令和 4 年1月 18 日より国内で販売します。
医療・健康

強い細胞毒性を示すアミロイドタンパク質凝集体特有の運動を発見

アルツハイマー病の治療薬開発に新たな視点を提示 2022-01-17 量子科学技術研究開発機構 ​​発表のポイント アルツハイマー病などの神経変性疾患1)の原因と考えられているアミロイドタンパク質凝集体について、細胞への毒性が強いアミロイド...
医療・健康

滑膜肉腫に対する新しいα線標的アイソトープ治療薬候補で腫瘍消失

滑膜肉腫細胞に結合してα線を放出する標的アイソトープ治療薬候補アクチニウム225(225Ac)標識OTSA101を、滑膜肉腫モデルマウスに投与して、6割のマウスで腫瘍消失(完全奏効)が観察されました。
有機化学・薬学

ヒストンメチル化酵素NSD2は発がん性変異により安全装置が外れ、制御不能になる

血液がん発症に関わるヒストンメチル化酵素NSD2の発がん性変異体の活性亢進メカニズムを明らかにしました。この発見はNSD2の変異が関係する血液がんの治療薬開発につながるものと期待されます。
有機化学・薬学

7種のアミノ酸が脳を守り、認知症の進行を抑えることを発見!

タンパク質の構成要素であるアミノ酸のうち、7種必須アミノ酸の摂取が脳機能維持・改善をする仕組みを明らかにしました。
医療・健康

手と足の感覚は、実は脳の中でつながっていた。脳障害による活動変化の広がりを見ることで常識を覆す発見、脳機能・疾患機序の理解へ前進

化学遺伝学法という脳活動の操作法と、全脳の活動が見える機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を組み合わせて、一部の脳活動をピンポイントで止めて、その時の全脳への影響を見る新しい手法を開発し、これまでの常識を覆して「手と足の感覚情報処理が、実は脳の中でつながっている」ことを世界で初めて明らかにしました。
医療・健康

脳病態における回路の活動異常や病因タンパク質の蓄積が始まる過程の画像化に成功

神経回路の活動異常を正確に捉えることに加え、認知症病因物質蓄積の最初期を、生きている動物の脳において画像化できる革新的な技術を開発した。
医療・健康

難病指定疾患である特発性肺線維症の増悪メカニズムを解明

特発性肺線維症は吸入シリカが肺線維症の肺内に多く蓄積していることで肺線維症が進行し、予後不良な転帰をもたらしていることを示した。診断目的に手術で切除された特発性肺線維症患者さんの肺組織に含まれる元素の高感度分析を、in-air micro-PIXE(大気マイクロ粒子線励起X線分析)と呼ばれるイオンビーム装置を用いて行った。
細胞遺伝子工学

iPS細胞に多数のマイクロサテライト変異があることを発見

iPS細胞1)におけるマイクロサテライト(MS)2)変異に関する確度の高い情報を得ることに成功しました。
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