京都大学

生物環境工学

小笠原諸島の固有植物の起源を解明~ヤロード属の2種は異なる祖先種から種分化した~

2022-03-31 京都大学 髙山浩司 理学研究科准教授、野田博士 同研究員、西村明洋 同博士課程学生、加藤英寿 東京都立大学助教、内貴章世 琉球大学准教授らの研究グループは、小笠原諸島に生育するキョウチクトウ科ヤロード属の固有種2種が、...
有機化学・薬学

世界標準のカニクイザルゲノム配列~創薬に資するゲノミクスデータベースD3Gの更新~

2022-03-31 理化学研究所,東京都医学総合研究所,京都大学,国立医薬品食品衛生研究所,滋賀医科大学,実験動物中央研究所,日本医療研究開発機構 理化学研究所(理研)科技ハブ産連本部予防医療・診断技術開発プログラムの河合純副プログラムデ...
生物化学工学

植物の枝分かれ調節ホルモンの合成メカニズムを解明~植物ホルモンを活性化する酵素タンパク質を発見~

2022-03-30 京都大学 植物は自身の成長を調節するためや周囲の環境に適応するために、「植物ホルモン」とよばれる化学物質を作ります。「ストリゴラクトン」は植物が枝分かれを調節するために必要な植物ホルモンです。 山口信次郎 化学研究所教...
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生物工学一般

細胞が作り出すモザイクパターンのパズル~その仕組みを生物学と数学の連携で読み解く~

2022-03-28 京都大学 カレル・シュワドレンカ 理学研究科准教授、ルダイナ・モハマド 同研究員(現・フィリピン大学助教)、村川秀樹 龍谷大学准教授の研究グループと富樫英 神戸大学助教の研究グループは共同で、細胞が作り出すモザイクパタ...
細胞遺伝子工学

ヒトiPS細胞からの視細胞直接誘導法~視細胞を迅速かつ簡便に分化誘導することが可能に~

2022-03-29 理化学研究所,京都大学iPS細胞研究所,京都大学大学院医学研究科 理化学研究所(理研)バイオリソース研究センターiPS創薬基盤開発チーム大塚悠生研修生(京都大学大学院医学研究科眼科学講座 大学院生)、今村恵子客員研究員...
有機化学・薬学

骨を長く伸ばす仕組みの一端を解明~C型ナトリウム利尿ペプチド(CNP)は軟骨細胞内Ca2+シグナルを活性化して骨伸長を促す~

2022-03-16 京都大学 市村敦彦 薬学研究科助教、宮崎侑 同博士課程学生らの研究グループは、軟骨細胞内カルシウムイオン(Ca2+)動態を独自の手法で解析することによって、強力な骨伸長促進作用を持つC型ナトリウム利尿ペプチド(CNP)...
生物化学工学

巨大タンパク質複合体による概日リズム制御~小角散乱と計算科学の統合アプローチ~

中性子・X線小角散乱をはじめとした複数の実験データと計算機によるモデリングおよびシミュレーション技法を統合した解析手法で、時計タンパク質が振動周期中で形成する24個もの分子からなる巨大複合体の全長構造とダイナミクスの解析に成功し、この巨大複合体が概日リズムを制御する仕組みの一端を明らかにしました。
医療・健康

致死的な出血熱を引き起こすマールブルグウイルスの増殖機構を解明

マールブルグウイルスのウイルス核タンパク質-RNA複合体の立体構造をクライオ電子顕微鏡解析により明らかにしました。本成果から、ヒトに致死的な出血熱を引き起こすマールブルグウイルスとエボラウイルスの増殖機構の一端が明らかになりました。
医療・健康

RU-SATED日本語版の開発に成功~多角的な睡眠の健康を評価することが可能に~

ピッツバーグ大学で開発された睡眠の健康を多角的に測定するための睡眠質問票である「RU-SATED」の日本語版(RU-SATED-J)を作成し、その信頼性と妥当性を検証しました。
医療・健康

失明原因となる加齢黄斑変性の日本人の疫学と治療実態を明らかに

厚生労働大臣の許可のもと、京都大学ナショナルデータベース(NDB)のオンサイトリサーチセンター(京都)を利用してNDBの全データを解析することにより、治療を要する加齢黄斑変性の発症率や治療実態を、初めて全国規模で明らかにしました。
生物化学工学

流⽔産卵性ナガレヒキガエルと⽌⽔産卵性アズマヒキガエルの個体発⽣比較

山間渓流中に産卵する日本固有種ナガレヒキガエル(Bufo torrenticola)の詳細な発生段階図表を作成しました。世界で標準とされているカエルの発生段階図表を参照して作成することで他のカエルと比較しやすい形にしました。さらに、止水中に産卵する近縁種のアズマヒキガエル(Bufo japonicus formosus)の発生との比較や、止水環境で飼育したナガレヒキガエルの発生との比較を通して、ナガレヒキガエルの渓流適応の実態解明を目指しました。
医療・健康

SARS-CoV-2オミクロン株による中和抗体回避と感染指向性の変化

新型コロナウイルスの「オミクロン株(B.1.1.529, BA系統)」が、デルタ株と比較して、治療用抗体製剤やワクチンの2回接種によって誘導された中和抗体に対して抵抗性があることを明らかにしました。3回目のワクチン接種(ブースター接種)によりオミクロン株に対しても有効な中和抗体を誘導できること、治療薬として用いられている抗ウイルス薬がオミクロン株に対しても高い効果を示すことを明らかにしました。
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