名古屋工業大学

生物化学工学

分裂酵母の細胞機能を制御する有機小分子を開発~細胞内タンパク質の空間配置を誘導するシステムを確立~

2023-12-25 生命創成探究センター,基礎生物学研究所,名古屋工業大学 発表の概要 今回、自然科学研究機構 生命創成探究センター(ExCELLS:エクセルズ)/基礎生物学研究所 定量生物学研究グループの中村彰伸 研究員、杉山博紀 研究...
生物化学工学

微生物が光に反応してカリウムイオンを運ぶしくみの解明と神経科学への応用~四半世紀ぶりに発見された全く新規のカリウムイオン選択性のしくみ~

2023-09-01 東京大学,名古屋工業大学 発表のポイント 光に反応してカリウムイオンを選択的に輸送するタンパク質(カリウムチャネルロドプシン:Kalium channelrhodopsin, KCR)の立体構造を、クライオ電子顕微鏡を...
有機化学・薬学

催奇性を回避できるサリドマイドの改良とPROTACへの応用~重篤な副作用を軽減したタンパク質分解誘導剤開発への第一歩~

2023-08-21 京都大学 宮川拓也 生命科学研究科准教授、山中聡士 愛媛大学特定助教、澤崎達也 同教授、降旗大岳 同特定研究員、柳原裕太 同特定助教、今井祐記 同教授、柴田哲男 名古屋工業大学教授、小迫英尊 徳島大学教授、田之倉優 東...
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生物化学工学

哺乳類とクラゲの視覚機能を担うタンパク質の光センシング機能の類似性を解明 ~赤外分光とAIを駆使し、目の中で光を受容するタンパク質の進化を追う~

2023-05-25 名古屋工業大学 発表のポイント 〇 高度に発達した目をもつハコクラゲは、原始的な無脊椎動物(刺胞動物)であるにも関わらず、目の中で光受容機能を担うタンパク質(クラゲロドプシン(注1))が、哺乳類などの脊椎動物とよく似た...
生物環境工学

植物間コミュニケーションの仕組みを解明~受容した香りを防御物質に変える遺伝子発見~

2023-02-28 京都大学 昆虫に食べられた植物は香り物質を発散します。被害を受けた植物から発散された香り物質は、危険を知らせる「警戒情報」として近くの健全な植物に取り込まれます。この香り物質(警戒情報)を取り込んだ健全な植物は、前もっ...
生物化学工学

光で水素イオンを輸送するウイルス由来のヘリオロドプシンを発見 ~円石藻大量発生の抑制に関与、光遺伝学ツールとしての応用も~

2022-09-06 名古屋工業大学,科学技術振興機構 ポイント 世界で初めて光応答性たんぱく質・ヘリオロドプシンの機能を解明した。 海洋性植物プランクトンである円石藻に感染する巨大ウイルスは、光とヘリオロドプシンを使って地球環境に影響を与...
生物化学工学

世界初 「光で駆動する巨大イオンチャネルタンパク質」を藻類から発見~深部脳領域の新たな診断・治療法の開発への応用に期待~

2022-06-17 東京大学,名古屋工業大学,香川大学,科学技術振興機構 発表のポイント: 幅広い種類の藻類が光エネルギーを使ってイオンを輸送する、巨大イオンチャネルタンパク質「ベストロドプシン」を持つことを世界で初めて発見しました。 ベ...
有機化学・薬学

タンパク質分解誘導剤依存的な相互作用解析技術の開発

AirIDをE3ユビキチンリガーゼに融合することで、細胞内のタンパク質分解誘導剤依存的に相互作用するタンパク質を網羅的に同定・解析できることが示されました。本解析技術を利用することで、タンパク質分解誘導剤の作用機序の解明や副作用を回避した化合物開発に繋がることが期待されます。
有機化学・薬学

振動分光法を駆使した薬剤効能測定法の開発~アセチルコリン受容体を標的とした神経疾患の治療薬開発への期待~

全反射赤外分光法でGタンパク質共役型受容体(GPCR)の一つ、ムスカリン性アセチルコリン受容体(M2R)に対する、異なる薬剤効能(ligand efficacy)を有する各種薬物結合に伴う構造変化を捉えることに成功しました。それぞれの赤外差スペクトルにおけるアミド-Iバンドの変化が各種薬物間で分類できる可能性を見出しました。細胞アッセイを用いたGタンパク質活性の大きさとアミド-Iバンドの変化との間に相関性があることがわかりました。
医療・健康

サリドマイド催奇性を引き起こすタンパク質の発見~サリドマイドによる副作用のメカニズムを提唱~

2021-01-20 愛媛大学,東北大学,名古屋大学,名古屋工業大学,日本医療研究開発機構 背景 サリドマイド1)は半世紀以上前に妊婦における睡眠導入剤として世界中で使用された薬剤ですが、服用した妊婦から生まれた胎児の四肢に重篤な催奇性2)...
生物化学工学

光依存的に環状ヌクレオチドを分解するロドプシン酵素の構造を解明

2020-11-06 東京大学 生田 達也(研究当時:生物科学専攻 博士課程3年/東北大学大学院薬学研究科 助手) 志甫谷 渉(生物科学専攻 特任助教) 内橋 貴之(名古屋大学大学院理学研究科 教授/自然科学研究機構 生命創成探究センター ...
有機化学・薬学

細胞内での標的タンパク質機能解析に適した新たなケミカルノックダウンシステムを開発

2020-10-07 愛媛大学,関西医科大学,名古屋工業大学,日本医療研究開発機構 発表概要 このたび、愛媛大学プロテオサイエンスセンター山中聡士特定研究員、愛媛大学大学院理工学研究科博士前期課程1年庄屋祐希さん、愛媛大学プロテオサイエンス...
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