国立遺伝学研究所

謎のグルコース代謝経路「ポリオール経路」の生理機能を解明 ~進化的に保存されたポリオール経路によるグルコース感知機構~ 有機化学・薬学

謎のグルコース代謝経路「ポリオール経路」の生理機能を解明 ~進化的に保存されたポリオール経路によるグルコース感知機構~

2022-06-13 国立遺伝学研究所グルコース(ブドウ糖)は動物にとってエネルギー源でありDNAやRNAなどの生体分子の素にもなる重要な栄養素です。我々人間を含む動物は摂食で増える血中のグルコースを感知してグルコースを利用する仕組み(代謝...
細胞周期の間期におけるクロマチンの定常的な動き 細胞遺伝子工学

細胞周期の間期におけるクロマチンの定常的な動き

2022-06-06 国立遺伝学研究所私たちの体は約40兆個の細胞からできています。それぞれの細胞には全長約2メートルにも及ぶ生命の設計図、ヒトゲノムDNAがクロマチンとして収納されています。クロマチンの収納のされ方については、近年、多くの...
生きた細胞でのクロマチンのふるまい:1分子ヌクレオソームイメージングから学ぶ 生物工学一般

生きた細胞でのクロマチンのふるまい:1分子ヌクレオソームイメージングから学ぶ

2022-06-06 国立遺伝学研究所真核細胞において、長いDNAは糸巻きとして働くヒストンに巻かれ、ヌクレオソーム(直径約11nm)を形成します。このヌクレオソームに様々なタンパク質、RNAが結合したものをクロマチンと呼びます。細胞内でク...
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ユーラシアにおけるハツカネズミの遺伝的多様性を解明 ~人類の歴史の解明や基礎医学研究への貢献に期待~ 生物化学工学

ユーラシアにおけるハツカネズミの遺伝的多様性を解明 ~人類の歴史の解明や基礎医学研究への貢献に期待~

2022-06-01 国立遺伝学研究所北海道大学大学院情報科学研究院の長田直樹准教授と同大学大学院情報科学院博士後期課程の藤原一道氏らの研究グループは、同大学大学院地球環境科学研究院、国立遺伝学研究所、理化学研究所バイオリソース研究センター...
モデル生物「ハリサンショウウニ」の全ゲノムを解読しデータベースを公開 細胞遺伝子工学

モデル生物「ハリサンショウウニ」の全ゲノムを解読しデータベースを公開

2022-05-24 国立遺伝学研究所ウニは古くから発生生物学や細胞生物学の教育・研究材料として世界中で利用されています。日本においては、バフンウニ(Hemientrotus pulcherrimus)が主に用いられており、本研究グループで...
魚類ヒレの進化的起源に関する150年来の定説を覆す~新規仮説:ヒレは削り出しで作られるのではない!~ 生物化学工学

魚類ヒレの進化的起源に関する150年来の定説を覆す~新規仮説:ヒレは削り出しで作られるのではない!~

2022-05-18 国立遺伝学研究所魚類の正中ヒレ(背ビレ・尻ビレ・尾ビレ)は、遊泳などにおいて重要な器官です。正中ヒレの発生・進化の過程については、150年前に提唱された、膜ヒレからの「削り出し」で形成されるという仮説が信じられてきまし...
楕円じゃないのよ、タマゴは 生物工学一般

楕円じゃないのよ、タマゴは

2022-05-13 国立遺伝学研究所「タマゴはどんな形?」と聞かれたら、多くの方は「楕円(だえん)形」と答えると思います。科学者も生物の卵の中で起こっている現象を考えるときに、卵の形を楕円形(数学的には(x/a)²+(y/b)²+(z/c...
ニホンオオカミの起源を解明 細胞遺伝子工学

ニホンオオカミの起源を解明

2022-05-10 国立遺伝学研究所山梨大学、国立科学博物館、東京農業大学、東京工業大学、国立遺伝学研究所、山形大学、国立歴史民俗博物館などからなる研究グループは、日本列島に生息していたオオカミの化石を用いてゲノムDNAの解析と放射性炭素...
光合成を止(や)めた藻類の100年の謎解く全ゲノム解読に成功~「植物-(ひく)光合成=動物」ではない~ 生物化学工学

光合成を止(や)めた藻類の100年の謎解く全ゲノム解読に成功~「植物-(ひく)光合成=動物」ではない~

2022-05-02 国立遺伝学研究所光合成は光エネルギーを利用して生きていくことができるため便利だろうと考えられていますが、実際には進化の過程で光合成を止めた「元」植物や「元」藻類が数多く生息しています。また、それらの多くは光合成をしない...
DNA複製を担保するための新たなメカニズムを発見 細胞遺伝子工学

DNA複製を担保するための新たなメカニズムを発見

2022-04-20 国立遺伝学研究所細胞増殖には遺伝情報物質であるDNAの複製が必ず伴います。MCM2–7六量体は、MCM2からMCM7の六つのサブユニットからなるリング状複合体であり、DNA複製において二本鎖DNAを開裂するヘリカーゼと...
哺乳類の概日時計において新たな知見 〜従来分子モデルの疑問を補うメカニズムを発見〜 生物化学工学

哺乳類の概日時計において新たな知見 〜従来分子モデルの疑問を補うメカニズムを発見〜

2022-04-20 国立遺伝学研究所地球の自転により、照度や気温など様々な自然環境因子は24時間の周期性を示します。そのため、この周期性に適応できる生物は生存競争において有利だと考えられます。実際、ほとんどの生物は約24時間周期の体内時計...
慢性疼痛からの自然回復に必要な細胞を世界で初めて発見! ~ミクログリア細胞の驚くべき変化~ 有機化学・薬学

慢性疼痛からの自然回復に必要な細胞を世界で初めて発見! ~ミクログリア細胞の驚くべき変化~

2022-04-04 国立遺伝学研究所がんや糖尿病、帯状疱疹、脳梗塞などで神経が傷つくと、非常に長引く痛みを発症する場合があります。この慢性疼痛は神経障害性疼痛と呼ばれ、解熱鎮痛薬などの一般的な薬では抑えることができず、モルヒネのような強い...
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