大阪市立大学

有機化学・薬学

C型肝炎の経口治療薬が肝がん治療後のがんの進行リスクを低下させることを明らかに

C型肝炎ウイルスの感染がある初期の肝がん患者に対して、がんの治療後に経口治療薬(DAA)治療によりC型肝炎ウイルスを排除することで、肝がん再発後の進行リスクを低下させることを初めて明らかにしました。さらに、肝がんの治療頻度、死亡リスクも低下させることを明らかにしました。DAA治療が肝がん治療後の患者にも有益性が高いことが示されました。
生物化学工学

骨格筋の分化に働く新たな染色体基盤構造体を解明

マウス(Mus musculus)の新規ヒストンH3mm18を含むヌクレオソーム構造をクライオ電子顕微鏡解析により世界で初めて解明しました。H3mm18が不安定で弛緩したヌクレオソームを形成すること、そしてH3mm18の発現が筋分化に重要な遺伝子の発現を制御することを明らかにしました。
有機化学・薬学

コメで作った飲むワクチン「ムコライス」の実現に向けて大きな一歩

コレラ毒素(CT)のBサブユニット(CTB)をワクチン抗原として、イネ種子に発現させたコメ型経口ワクチン「ムコライス」(MucoRice-CTB)の健康成人を対象とした医師主導第I相試験において有効性(免疫原性)と安全性、忍容性を確認した。
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医療・健康

新型コロナウイルスワクチン忌避者は1割。忌避者の年齢・性別差、 理由と関連する要因を明らかに

新型コロナウイルスワクチンに関してワクチン忌避者の割合と、関連する要因を明らかにするために大規模インターネット調査を実施した。
生物化学工学

光捕集複合体フィコビリソームの単粒子構造解析

電子顕微鏡を用いた単粒子構造解析によって、太陽光エネルギーを高効率に吸収する藻類由来の光捕集複合体「フィコビリソーム」の全体構造を明らかにすることに成功した。
医療・健康

世界初、空間認識を支える脳情報の流れを解明 ~認知症などの病態解明に期待~

さまざまな空間情報が海馬から海馬台を経て下流の4箇所の脳領域(側坐核、視床、乳頭体、帯状皮質)へと分配される脳情報の流れを世界で初めて明らかにした。
有機化学・薬学

複数企業の社内データを産学で共有して新薬創出を加速する革新的な枠組みの構築に成功

2021-03-08 医薬基盤・健康・栄養研究所 この度、弊所AI健康・医薬研究センター長 水口賢司、理化学研究所 生命機能研究センター チームリーダー本間光貴、大阪市立大学ユニバーシティー・リサーチ・アドミニストレーション(URA)センタ...
医療・健康

肝線維化の進行抑制にサイトグロビンが有効であることを確認~肝硬変の治療法に光~

2021-02-25 大阪市立大学,日本医療研究開発機構 概要 大阪市立大学大学院医学研究科肝胆膵病態内科学の河田則文教授、Le Thi Thanh Thuy特任講師、Ninh Quoc Dat大学院生らの研究チームは、サイトグロビン※1の...
有機化学・薬学

微生物が多様な膜小胞を作る仕組みを解明

2021-01-15 筑波大学,大阪市立大学,科学技術振興機構 微生物は、細胞膜と同じ成分からなる多様な小胞(膜小胞)を細胞外に放出することが知られており、近年、それらの膜小胞が、医療やバイオテクノロジーをはじめとするさまざまな分野に応用で...
医療・健康

脳性まひ予防に向けて~低酸素性虚血性脳症に対する自己さい帯血幹細胞治療第Ⅱ相試験開始のお知らせ~

2020-11-16 大阪市立大学,日本医療研究開発機構 大阪市立大学大学院医学研究科の新宅治夫特任教授(障がい医学・再生医学寄附講座)らの研究グループは、低酸素性虚血性脳症(Hypoxic Ischemic Encephalopathy:...
生物化学工学

蛍光ナノダイヤモンドを用いた量子温度計により動物個体の発熱を捉えることに成功

2020-09-25 京都大学 小松直樹 人間・環境学研究科教授、藤原正澄 大阪市立大学講師、手木芳男 同教授、中台(鹿毛) 枝里子 同教授、孫 思墨 同博士課程学生(現・宮崎大学博士研究員)、鹿野豊 慶應義塾大学特任准教授、オリバー ベン...
医療・健康

脂肪肝炎の新たな治療法開発に期待!~サイトグロビンの発現と肝線維化の関係が明らかに~

2020-07-09 大阪市立大学,日本医療研究開発機構 本研究のポイント サイトグロビン(注1)が肝線維化の早期診断指標になる可能性 肝線維化を誘導する生体内の生理活性物質(TGF-β)(注2)がサイトグロビンの発現を低下させ、過剰なコラ...
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