腎障害患者におけるレムデシビルの薬物動態モデルを構築

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新型コロナウイルス感染症治療薬の適正使用に向けて

2021-11-25 京都大学

レムデシビルは、2020年5月に新型コロナウイルス感染症に対して特例承認された薬剤です。全世界的に使用経験が乏しいため、様々な疾患を併存する患者の体内動態情報は不足しています。本学医学部附属病院では、併存疾患を有する新型コロナウイルス感染症患者の治療を行い、その中でレムデシビルを使用してきました。

助石有沙美 医学部附属病院薬剤師、米澤淳 薬学研究科准教授、伊藤功朗 医学研究科准教授らの研究グループ(医学部附属病院薬剤部(薬学研究科)、呼吸器内科、集中治療部、腎臓内科、初期診療・救急科)は、島津製作所と共同で、腎障害などを有する患者において、レムデシビル活性代謝物の血中濃度を測定しました。収集したデータから母集団薬物動態解析モデルを構築し、腎機能に応じた投与量設計を提案しました。本知見は、レムデシビル投与がどうしても必要な重度の腎機能障害患者への、より安全な薬物治療の提供に貢献すると期待されます。

本研究成果は、2021年11月18日に、国際学術誌「CPT:Pharmacometrics & Systems Pharmacology」にオンライン掲載されました。また、第69回日本化学療法学会西日本支部総会(2021年11月5~7日)において、第16回日本化学療法学会西日本支部支部長賞 臨床部門を受賞しました。


図:腎機能障害患者ではレムデシビルの代謝物の血中濃度が高くなる

詳しい研究内容≫

研究者情報
研究者名:米澤淳
研究者名:伊藤功朗

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