関節リウマチの治療抵抗性に関わる免疫細胞を発見~関節リウマチの個別化医療実現へ期待~

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2023-03-14 東京大学医学部附属病院

東京大学医学部附属病院アレルギー・リウマチ内科の山田紗依子特任臨床医、東京大学大学院医学系研究科免疫疾患機能ゲノム学講座の永渕泰雄特任助教、岡村僚久特任准教授、東京大学医学部附属病院アレルギー・リウマチ内科の藤尾圭志教授らの研究グループは、高疾患活動性の関節リウマチ患者において様々な免疫細胞の網羅的な遺伝子発現解析を行い、治療前の樹状細胞前駆細胞(pre-DC)の増加によって治療6ヶ月後の治療抵抗性を予測できることを明らかにしました。pre-DCは抗CCP抗体などの既知の予後予測因子よりも予測能に優れているため、pre-DCをバイオマーカーとした関節リウマチの個別化医療が実現する可能性があります。また、関節局所にも炎症性のpre-DC類似細胞が豊富に存在していることから、pre-DCは治療抵抗性関節リウマチの病態に関わる可能性があります。将来的には樹状細胞を標的とした難治性関節リウマチの新規治療に結びつくことが期待されます。

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医療・健康
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