医療・健康

アジア人集団における遺伝的多型がマイクロRNA発現に及ぼす影響のカタログを作成 医療・健康

アジア人集団における遺伝的多型がマイクロRNA発現に及ぼす影響のカタログを作成

アジア人集団における遺伝的多型がマイクロRNA発現に及ぼす影響を網羅的にカタログ化した。個人の遺伝的多型情報からマイクロRNA発現量を予測する機械学習モデルを作成し、数十万人規模の疾患ゲノム情報に適用することで、多彩なヒト疾患の発症に関連するマイクロRNAを同定した。
2万人規模、国内最大のオンラインコホート構築からアルツハイマー病超早期の研究と治療を目指す『J-TRC研究』が新規ステージに 医療・健康

2万人規模、国内最大のオンラインコホート構築からアルツハイマー病超早期の研究と治療を目指す『J-TRC研究』が新規ステージに

アルツハイマー病(AD)の早期・無症候段階にあたるプレクリニカル期ADの診断と治験に即応できるコホートの構築を目指す『J-TRC研究』が開始から3年を迎え、ウェブスタディに7,540名、オンサイト研究に333名と、本邦最大級規模の研究参加が達成されました。オンサイト研究参加者のうち、プレクリニカル又はプロドローマル期ADに相当するPET検査でのアミロイド上昇者の比率は25.5%であり、血漿Aβ42スコアはPETの結果を高率に予測しました。
エクモカーへ 5G を活用した高精細リアルタイム映像伝送・双方向音声伝送システムを提供 医療・健康

エクモカーへ 5G を活用した高精細リアルタイム映像伝送・双方向音声伝送システムを提供

5G を活用し、エクモカーと病院間をつなぐ高精細リアルタイム映像伝送、および双方向音声伝送システムを、千葉大学医学部附属病院で運用を開始します。
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不整脈源性心筋症の病態(心筋収縮力の低下、デスモゾーム形成異常)をヒトiPS細胞由来分化心筋細胞により解明 医療・健康

不整脈源性心筋症の病態(心筋収縮力の低下、デスモゾーム形成異常)をヒトiPS細胞由来分化心筋細胞により解明

PKP2(プラコフィリン2)変異により発症する不整脈源性心筋症症例から作製したヒトiPS細胞由来分化心筋細胞を用いてヒト疾患モデルを確立し、PKP2遺伝子変異がデスモゾーム(介在板)形成異常に関与することを見いだした。アデノ随伴ウイルスを用いたPKP2遺伝子補充により、細胞と細胞をつなぐデスモゾームが回復する過程を可視化し、心筋細胞の収縮力が改善することを明らかにした。
日本人でも急性期脳梗塞の発症24時間までのカテーテルを用いた脳血管内治療に灌流画像が有用 医療・健康

日本人でも急性期脳梗塞の発症24時間までのカテーテルを用いた脳血管内治療に灌流画像が有用

急性期脳梗塞を発症し造影剤を使用した灌流画像検査の結果から治療適応を判断して、6時間以内と、6-24時間にカテーテルを用いた脳血管内治療(機械的血栓回収療法)を受けた場合、両グループに臨床転帰の有意差がないことを報告しました。
肝転移病変における免疫チェックポイント阻害薬に対する新規耐性メカニズムの解明 医療・健康

肝転移病変における免疫チェックポイント阻害薬に対する新規耐性メカニズムの解明

がん組織に存在する制御性T細胞のPD-1タンパク質の発現によって、免疫チェックポイント阻害薬(PD-1/PD-L1阻害薬)の治療耐性が生じることが明らかとなりました。がん組織内の制御性T細胞はPD-1タンパク質を高発現することで治療耐性を引き起こし、組織内の乳酸により、このPD-1発現が誘導されることを新たに発見しました。乳酸を多く産生する肝転移病変などにおいて、免疫チェックポイント阻害薬に耐性化している機序に関与している可能性が示されました。臨床の場で抗PD-1抗体治療によって肝臓転移巣がむしろ増悪することがあることが知られていましたが、その原因の一部が明らかになったと考えられます。
B型肝炎ウイルスの複製を抑制する宿主防御メカニズムを分子レベルで解明~ウイルスタンパク質の排除にオートファジーが関わる~ 医療・健康

B型肝炎ウイルスの複製を抑制する宿主防御メカニズムを分子レベルで解明~ウイルスタンパク質の排除にオートファジーが関わる~

B型肝炎ウイルス(HBV)感染細胞におけるウイルスの増殖抑制に、インターフェロン誘導性タンパク質であるガレクチン-9(GAL9)が関わっていることを発見しました。GAL9は、HBVタンパク質をオートファジーと呼ばれる仕組みで分解するユニークな因子です。
都市部地域住民における軽度の高血圧性網膜症と循環器病発症リスクとの関連 医療・健康

都市部地域住民における軽度の高血圧性網膜症と循環器病発症リスクとの関連

都市部地域住民を対象とした吹田研究を用い、軽度の高血圧性網膜症とその後の循環器病発症リスクとの関連について検討しました。
国内最大の新型コロナウイルス感染症レジストリを使って デルタ株流行期の“小児コロナ患者”の実態を解明 医療・健康

国内最大の新型コロナウイルス感染症レジストリを使って デルタ株流行期の“小児コロナ患者”の実態を解明

デルタ株流行期における小児新型コロナウイルス感染症による入院例の疫学的・臨床的な特徴を、デルタ株が流行する以前と比較検討しました。国立国際医療研究センターが運営している国内最大の新型コロナウイルス感染症のレジストリ (COVIREGI-JP)を利用したもので、日本における小児COVID-19患者の特徴を、デルタ株流行期とそれ以前とで比較した研究は、今回が初めてです。
新型コロナウイルスによるパンデミック下の子どもの社会性発達 医療・健康

新型コロナウイルスによるパンデミック下の子どもの社会性発達

日本の0歳から9歳の子どもを持つ保護者を対象に、パンデミック下の子どもの社会情緒的行動や他者との心理的距離の変化を、2020年4月から2021年2月まで縦断的に調査しました。その結果、この期間を通じて子どもの社会情緒的行動はほとんど変化しないことが示されました。
動物モデルを用いた新型コロナウイルス・オミクロン変異株の性状解明 医療・健康

動物モデルを用いた新型コロナウイルス・オミクロン変異株の性状解明

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の動物モデル(マウス、ハムスター)を用いて、オミクロン株の増殖能と病原性を調べた。オミクロン株は、動物モデルでの肺における増殖能が従来株よりも低いことが示唆された。オミクロン株を感染させた動物では、体重減少と呼吸器症状の悪化がみられないなど、その病原性は従来株よりも低いことが示唆された。
オートファジーにより骨粗鬆症が抑制される~骨芽細胞がオートファジーによって活性化するメカニズムを解明~ 医療・健康

オートファジーにより骨粗鬆症が抑制される~骨芽細胞がオートファジーによって活性化するメカニズムを解明~

オートファジーによる骨芽細胞活性化のメカニズムを解明。オートファジー亢進モデルマウスにおいて、骨粗鬆症が抑制される。骨粗鬆症の新規治療薬への応用に期待。
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