2021-03

たんぱく質間相互作用の不可逆阻害に成功 ~抗がん剤開発のための新しい戦略~ 有機化学・薬学

たんぱく質間相互作用の不可逆阻害に成功 ~抗がん剤開発のための新しい戦略~

N-アシル-N-アルキルスルホンアミド(NASA)と呼ばれる反応基を阻害剤分子に組み込むことで、がんの発生に関与するたんぱく質間相互作用を強力に阻害する不可逆阻害剤を新たに開発した。
スーパー作物キヌアの遺伝子機能解明への道を切り拓く 細胞遺伝子工学

スーパー作物キヌアの遺伝子機能解明への道を切り拓く

キヌアにおける遺伝子機能の解析技術を世界で初めて開発し、キヌアの色や形をコントロールすることに成功した。
アフリカ豚熱ウイルスが効率よく増殖できる豚由来の細胞株を開発 有機化学・薬学

アフリカ豚熱ウイルスが効率よく増殖できる豚由来の細胞株を開発

アフリカ豚熱ワクチンの開発に向けたマイルストーン2021-03-18 農研機構ポイント農研機構は、アフリカ豚熱ウイルスの安定した増殖に適し、かつ連続して培養することが可能な(不死化された)豚由来の新しい細胞株を開発しました。本細胞株を用いれ...
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がん細胞上で薬剤を化学合成~生体内で薬剤の骨格を作る新しいプロドラッグ概念~ 医療・健康

がん細胞上で薬剤を化学合成~生体内で薬剤の骨格を作る新しいプロドラッグ概念~

生体内に導入できる「人工金属酵素」によって薬剤の骨格を構築できる遷移金属触媒反応を開発した。
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の細胞内侵入を防ぐ既存薬を同定 医療・健康

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の細胞内侵入を防ぐ既存薬を同定

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のACE2受容体の内在化(=ウイルス侵入)を阻害する候補薬として既承認薬クロミプラミン(抗うつ薬)を同定した。SARS-CoV-2を用いた感染実験において、ウイルスの増殖を抑制できるだけでなく、ヒトiPS細胞由来心筋細胞の機能障害も抑制することが明らかとなった。レムデシビルとの併用によるウイルス感染の阻害増強効果も実証された。
陸域からの過度のリン供給がサンゴの生育を妨げるメカニズムが明らかに 生物環境工学

陸域からの過度のリン供給がサンゴの生育を妨げるメカニズムが明らかに

過度の栄養塩が海に流れ込むと、サンゴが減少することは知られていたが、リン酸塩は炭酸カルシウムに高い吸着性を有するため、石灰質の砂に蓄積し一部溶出したリン酸塩が、サンゴの炭酸カルシウム骨格の形成を妨げるというメカニズムが明らかになった。
環状ペプチドの活性をあらゆるタンパク質に「コピー&ペースト」することに成功 有機化学・薬学

環状ペプチドの活性をあらゆるタンパク質に「コピー&ペースト」することに成功

受容体などの医薬標的に結合する活性を環状ペプチドからタンパク質に移植するラッソ・グラフト法(LassoGraft Technology®)を開発し、その広汎な応用例を世界で初めて報告した。
幹細胞分裂タイプの違いが毛包の再生・老化を決定づけることを発見 医療・健康

幹細胞分裂タイプの違いが毛包の再生・老化を決定づけることを発見

加齢によって毛包幹細胞におけるXVII型コラーゲンが減少すると、再生型からストレス応答性の非対称分裂へとスイッチし、幹細胞の枯渇による毛包の矮小化と脱毛を引き起こすことを明らかにした。
EBウイルス関連リンパ腫由来細胞外小胞に含まれる多様な炎症制御性分子の発見 医療・健康

EBウイルス関連リンパ腫由来細胞外小胞に含まれる多様な炎症制御性分子の発見

EBウイルス関連リンパ腫細胞から放出される細胞外小胞に様々な炎症制御性タンパク質や脂質分子が多く存在することを明らかにし、EBウイルス関連リンパ腫の新たながん微小環境形成機序を提唱した。
精神神経疾患の病態を解析するための脳MRI計測・解析プロトコルを国内13施設で統一 医療・健康

精神神経疾患の病態を解析するための脳MRI計測・解析プロトコルを国内13施設で統一

精神神経疾患の磁気共鳴画像(MRI)研究を大幅に発展させる新たな計測プロトコルを開発し、オールジャパンの多施設共同研究体制を構築した。
細い道ではスピード注意 ~カビが狭い空間を通過する能力は成長速度と相関する~ 生物環境工学

細い道ではスピード注意 ~カビが狭い空間を通過する能力は成長速度と相関する~

糸状菌の中には、細い流路を通過して生長を続けるものと、そうではないものがあることが分かり、異なる系統の7種の糸状菌について、同様の解析を行った。細い流路を通過できるかどうかは、菌糸幅や系統分類上の近さではなく、菌糸の生長速度と相関があることを発見した。
1つの細胞が異なるエクソソームを分泌する分子機構の発見 ~新たながん治療薬開発への応用に期待~ 生物化学工学

1つの細胞が異なるエクソソームを分泌する分子機構の発見 ~新たながん治療薬開発への応用に期待~

単一の細胞から性質の異なるエクソソームが相反する方向へ分泌されることを発見し、それらを生み出す2つの分子機構を解明した。
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