東京工業大学

生物工学一般

赤色蛍光タンパク質型cGMPセンサーの開発と多色イメージングへの応用~新たな蛍光色で細胞内のcGMP動態を可視化~

2022-09-05 東京大学,東京工業大学科学技術創成研究院 発表者 滝澤 舞(東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻 博士課程(研究当時)) 大須賀 佑里(東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻 博士課程) 石田 りか(東京...
医療・健康

ダイヤモンド量子イメージング、 心臓が作る磁場をミリメートルスケールで可視化 〜心疾患の発生機構解明に向けた新たなツール〜

2022-08-23 東京大学 【要点】 ○ラットの心臓鼓動が作る磁場を、ミリメートルスケールで可視化することに成功 ○ミリメートルスケールという高い分解能は、小型ヘッドに搭載したダイヤモンド量子センサを、心臓表面から1ミリメートルの距離で...
細胞遺伝子工学

昆虫類の形態に雌雄差をもたらす仕組みの進化的起源を推定

2022-08-01 基礎生物学研究所,国立遺伝学研究所 カブトムシのオスは「角」でメスを巡り争い、オスのスズムシは翅に備わる「発音器官」を奏してメスを誘います。このように、昆虫類の形態には、繁殖の成功に基づく淘汰の結果として、様々な雌雄差...
ad
細胞遺伝子工学

ヒト多能性幹細胞におけるメチオニン代謝と亜鉛動態の関係性を解明~培養液内の栄養が細胞分化のカギを握る~

2022-07-27 京都大学 神戸大朋 生命科学研究科准教授、Erinn Sim Zixuan 東京工業大学大学院生(研究当時)、榎本孝幸 同研究員、白木伸明 同准教授、粂昭苑 同教授らの研究グループは、東京大学、熊本大学、味の素株式会社...
生物化学工学

細胞と細胞をつなぐ分子の結合過程の撮影に成功~高速原子間力顕微鏡で明らかになった細胞間接着タンパク質の段階的な結合プロセス~

2022-07-19 生命創成探究センター 大学共同利用機関法人自然科学研究機構 生命創成探究センター (ExCELLS) の西口茂孝特任研究員と、ExCELLS/国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学理学研究科の内橋貴之教授のグループは...
有機化学・薬学

新型コロナウイルスの増殖に必須な酵素を阻害するペプチド様ではない新規化合物群を発見

既存薬と骨格の異なる構造新規性の高い薬剤開発への活用を期待 2022-05-09 東京工業大学,日本医療研究開発機構 要点 SARS-CoV-2を含むコロナウイルスのウイルス複製に必須な酵素3CLプロテアーゼの活性を生化学的に阻害する、ペプ...
細胞遺伝子工学

ニホンオオカミの起源を解明

2022-05-10 国立遺伝学研究所 山梨大学、国立科学博物館、東京農業大学、東京工業大学、国立遺伝学研究所、山形大学、国立歴史民俗博物館などからなる研究グループは、日本列島に生息していたオオカミの化石を用いてゲノムDNAの解析と放射性炭...
医療・健康

免疫細胞が引き起こす新しい神経細胞障害メカニズムの発見 〜神経変性疾患に共通した病態の伝播・拡散機序〜

2022-04-26 国立精神・神経医療研究センター 国立精神・神経医療研究センター(NCNP)神経研究所免疫研究部の大木伸司室長、山村隆特任研究部長、東京工業大学生命理工学院の林宣宏教授、同大学院生高橋文緒らの研究グループは、神経変性疾患...
有機化学・薬学

アミロイドの脱凝集メカニズムを解明~アミロイド構造に依存した脱凝集機構が明らかに~

全反射照明蛍光顕微鏡を用いて、酵母のSup35プリオンタンパク質のアミロイド(Sc4アミロイド)に蛍光ラベルしたシャペロンタンパク質を加え、Sc4アミロイドが脱凝集する過程を調べました。脱凝集にはHsp104、Ssa1、Sis1の三つのシャペロンタンパク質が必要であることが分かりました。アミロイドにはSsa1とSis1が先に結合し、そこにHsp104が結合・解離を繰り返すことで、アミロイドが分断されることが分かりました。別の構造を持つSup35のSc37アミロイドでは、アミロイドが一様に脱凝集(溶解)されたため、脱凝集の様式が分断とは異なることも明らかになりました。
有機化学・薬学

乳がん術中迅速診断多施設臨床研究を行う共同研究を開始

共同研究グループは、独自に開発したがん細胞組織染色試薬が体外診断医薬品として承認されることを目指し、この度、臨床研究を臨床病院、臨床検査機器メーカー等と開始しました。
有機化学・薬学

スルフォラファンが炎症誘導性の受容体タンパク質を分解するメカニズムを解明

Gタンパク質共役型受容体「P2Y6R」が難病指定されている炎症性腸疾患(IBD)の発症に寄与することを明らかにしました。緑黄色野菜に多く含まれるスルフォラファンやイベリンが細胞膜表面にあるP2Y6Rと結合し、細胞内への取り込みと分解を促進することで、炎症を抑制することを明らかにしました。
医療・健康

体内でベンゼン環を作る~薬剤の構造に含まれるベンゼン環を体内合成してがん治療~

遷移金属触媒を用いて、マウス体内のがん細胞の近くでベンゼン骨格を持つ抗がん活性物質を合成することにより、がん細胞の増殖抑制に成功しました。マウス静脈からがん活性物質の原料を注射投与して、がんの「現場」で抗がん活性物質を合成し、抗がん作用を確認した初めての生体内合成化学治療の例である。
ad
タイトルとURLをコピーしました