筑波大学

生物化学工学

バイオマス増加をもたらすF1雑種における代謝物の変化を解明

2023-06-20 筑波大学 雑種強勢は、異なる種あるいは系統を掛け合わせてできたF1雑種が、その両親よりも旺盛な生育を示す生命現象です。今現在流通している多くの農作物においても、これを利用したF1品種が栽培されています。しかしながら、雑...
医療・健康

パーキンソン病における αシヌクレイン新規リン酸化の病態を発見 ~パーキンソン病の新しいメカニズムの解明~

2023-06-01 新潟大学,科学技術振興機構,筑波大学,永生病院 ポイント 小型魚類とヒト試料を用いてαシヌクレインの新規リン酸化を見いだした。 αシヌクレインT64リン酸化がパーキンソン病において増加する。 αシヌクレインT64リン酸...
生物化学工学

アミノ酸のホモキラリティ獲得の分子機構を解明 ~量子化学計算で生命の起源を探る~

2023-03-28 筑波大学,科学技術振興機構 地球上の生物はアミノ酸を重要な構成要素としていますが、鏡像関係にある2つの異性体(L体とD体)のうち、L体のアミノ酸のみを使用しています(ホモキラリティ)。一方、アミノ酸を人工的に化学合成し...
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有機化学・薬学

細菌の薬剤耐性化の原因となる新たな因子とその発現メカニズムの発見

2023-03-27 筑波大学,京都産業大学,科学技術振興機構 薬剤耐性菌は私たち人類にとって大きな脅威の1つであり、これを制御するためには、薬剤耐性機構の理解が必要です。ARE-ABCFは、抗菌薬に対する耐性の発現に関係するたんぱく質で、...
細胞遺伝子工学

スギ全染色体の塩基配列解読に成功~無花粉品種の効率開発や気候変動影響の高精度予測可能に~

2023-03-01 森林総合研究所,基礎生物学研究所 ポイント ・スギの全染色体をカバーする参照ゲノム配列を染色体の端から端まで正確に構築 ・無花粉など有用な品種の開発・育成が加速 ・気候変動の針葉樹への影響を正確に予測可能 概要 国立研...
生物環境工学

植物間コミュニケーションの仕組みを解明~受容した香りを防御物質に変える遺伝子発見~

2023-02-28 京都大学 昆虫に食べられた植物は香り物質を発散します。被害を受けた植物から発散された香り物質は、危険を知らせる「警戒情報」として近くの健全な植物に取り込まれます。この香り物質(警戒情報)を取り込んだ健全な植物は、前もっ...
細胞遺伝子工学

川や池の水を汲むだけで生息する水生昆虫相が判る時代に大きく前進 〜世界的に希求されてきた昆虫類のDNAバーコーディング解析における 汎用性遺伝マーカーを開発(環境DNA解析への応用も期待, 陸生昆虫にも適用可能)〜

2023-01-20 信州大学,筑波大学,基礎生物学研究所,京都大学 【研究成果のポイント】 近年,川や池の水を汲むだけで,そこに生息する生物相を網羅的に究明する環境DNAからのメタゲノム(群集)解析は,世界的にも大きな脚光を浴び,需要が高...
生物化学工学

植物の成長を促す植物ホルモンの遺伝子発現調節の新しい仕組み~転写因子のDNA形状読み取りが遺伝子発現の方向を決める~

2022-12-28 京都大学 ブラシノステロイド(BR)は、植物の器官伸長や維管束形成など、成長を促進的に調節する植物ホルモンです。BRの生理機能は、細胞膜受容体へのBRの結合に始まるシグナル伝達によって活性化されたマスター転写因子が、成...
医療・健康

血管狭窄時の新生内膜形成に内皮間葉転換が寄与する 〜血管リモデリングの仕組みを解明〜

2022-12-22 筑波大学,国立循環器病研究センター 血管の内表面(上皮)を構成する血管内皮細胞が非上皮系の間葉細胞へと分化転換するプロセス(内皮間葉転換:EndMT)は、さまざまな血管リモデリングに関与することが知られています。しかし...
有機化学・薬学

呼吸鎖酵素に隠された阻害機構の解明 〜病原菌特異的な新規抗菌薬の合理的創出を目指して〜

2022-12-09 国立循環器病研究センター 国立循環器病研究センター(大阪府吹田市、理事長:大津欣也、略称:国循)分子薬理部の西田優也上級研究員、新谷泰範部長らのグループは、大阪大学、理化学研究所、兵庫県立大学、筑波大学、国立感染症研究...
医療・健康

興奮性ニューロン内の分子シグナルが睡眠を制御する~眠りの量と質が決まる仕組みを解明~

2022-12-08 筑波大学,東邦大学,日本医療研究開発機構 睡眠は誰にでも必要ですが、なぜ眠らなければならないのかは現在でも謎です。本研究チームは、この謎を解く鍵となる酵素(SIK3)に注目していました。この酵素は睡眠に関わる脳内の反応...
生物工学一般

〝酵母〟なのか〝キノコ〟なのか二面性持つシロキクラゲ目の新種発見、分類の一部見直しも提唱

2022-11-16 筑波大学 菌類はさまざまな姿形をとることが知られており、その形態に応じて呼称が変わります。顕微鏡レベルの微小な菌糸を主体とするものは「カビ」と呼ばれます。いわゆる「キノコ」は、胞子をつくるために菌糸が集合してできた構造...
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