九州大学

細胞遺伝子工学

染色体機能を支えるリング型タンパク質をDNAから外す仕組みを解明~細胞の設計図であるDNAを安定に維持する反応の理解につながる~

2023-12-22 九州大学 ポイント DNA複製や修復を支えるタンパク質であるPCNA(※1)は、リング構造をとってDNAに結合し、様々な反応が適切に動作するようにはたらきます。 本研究では、脊椎動物においてPCNAをDNAから外す反応...
有機化学・薬学

慢性血栓塞栓性肺高血圧症に対する新規経口抗凝固薬の有効性・安全性 医師主導治験で検証

2023-11-14 九州大学 ポイント 慢性血栓塞栓性肺高血圧症(Chronic Thromboembolic Pulmonary Hypertension, CTEPH)は肺動脈内の器質化血栓(※1)により肺動脈の狭窄・閉塞が生じ、肺高...
生物化学工学

植物の「水の通り道」の形を制御するタンパク質を発見 ~細胞壁形成のしくみ解明へ大きな前進~

2023-11-14 国立遺伝学研究所 国立大学法人 東海国立大学機構 名古屋大学大学院理学研究科の佐々木 武馬 助教、杉山 友希 特任助教、小田 祥久 教授の研究グループは、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立遺伝学研究所 ...
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有機化学・薬学

糖尿病による持久力低下を回復させる候補物質を発見~⾻格筋の代謝物を標的とするサルコペニア治療法の開発に期待~

2023-11-10 九州大学 ポイント 糖尿病は⾻格筋量と筋⼒の低下(サルコペニア)と関連するが、有効な治療法がなく、⾼齢化社会のわが国において喫緊の課題である。 肥満糖尿病マウスにSGLT2 阻害薬を投与すると、⾻格筋で内因性AMPK ...
医療・健康

良質な抗体を産生するB細胞が選別される仕組みを解明~抗原刺激による胚中心B細胞のカルシウム上昇が重要~

2023-10-31 九州大学 ポイント 体内に存在する胚中心とよばれる領域で、より良質な抗体を産生する細胞が選択される仕組みは長らく謎に包まれていた。 胚中心B細胞が抗原を受け取る際に生じるカルシウム刺激とBcl2a1発現が良質な抗体を産...
生物環境工学

九州山地で起きている土壌侵食による土壌微生物相の変化はさらなる土壌侵食が起こる可能性を示唆している

2023-10-20 九州大学 ポイント 土壌微生物の群集組成を網羅的に解析した結果、九州山地で起きている土壌侵食が土壌中の微生物相を変化させていることがわかった 土壌侵食による微生物相の変化は、植物が定着しづらいような方向性になっており、...
細胞遺伝子工学

「効率的なニワトリ新品種作出」と「始原生殖細胞の可視化」を可能にするゲノム編集ニワトリの作出

2023-10-13 九州大学 ポイント 始原生殖細胞を活用してゲノム編集ニワトリ「gSAMURAI」を作出 このニワトリを代理母として使用することで、効率的にニワトリ新品種の作出が可能 始原生殖細胞を蛍光タンパク質で可視化したことで、生殖...
医療・健康

母親の職業上の医療用物質の使用と出生児における小児白血病との関連~子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)について~

2023-10-06 九州大学 ポイント エコチル調査の全国10万人のデータを用いて、エコチル調査九州大学サブユニットセンターは、3歳までの小児がんと両親が職業で取り扱った医療用物質の関連を調べました。 3歳までの小児白血病の発生は、妊婦が...
医療・健康

発育性股関節形成不全の遺伝的リスクが変形性股関節症発症へ与える影響を解明~変形性股関節症の病態解明に期待~

2023-09-19 九州大学 ポイント 発育性股関節形成不全による変形性股関節症発症への遺伝的要因の影響は十分に解明されていない。 発育性股関節形成不全の遺伝的リスクが変形性股関節症発症や重症化に関与することを示した。 ゲノムレベルでの発...
医療・健康

色覚の違いが絵画の見方や印象に与える影響の実証~多数派の3色覚の視線はより似ているが、少数派の2色覚を持つ人も豊かな印象を得ている~

2023-09-14 九州大学 ポイント ヒトの色覚には多様性があり、多数派の3色覚以外に2色覚など少数派の色覚を持つ人もいます。色覚の違いが複雑な光景を見る際にどのように影響するかはわかっていませんでした。 本研究では、色覚の違いが絵画を...
医療・健康

見逃されている「きつ音」の中高校生の不登校の原因の一つを発見!~「きつ音」中高校生の社交不安症の併発に注意~

2023-09-11 九州大学 ポイント 「きつ音」を主訴で病院に来る中高校生の26%が不登校。 不登校の一つの原因として、社交不安症が関係していることを発見。 「きつ音」中高校生に社交不安症の予防が必要。 概要  「きつ音」(どもり症)は...
医療・健康

世界34カ国の150万人のデータからなる国際共同コホート研究で修正可能な危険因子が心血管疾患罹患の半分を占めることを報告

2023-09-04 九州大学 ポイント 心血管疾患は、全世界の死因の約3分の1を占めており、その罹患の予防は重要である。 世界34か国における112のコホート研究の国際共同研究Global Cardiovascular Risk Cons...
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