東京科学大学発の半月板再生医療技術が実用化へ ―半月板損傷患者に新たな治療選択肢を提供し、QOL向上に貢献―

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2026-05-14 東京科学大学

東京科学大学の関矢一郎教授らの研究グループは、患者自身の滑膜由来間葉系幹細胞を用いた半月板再生医療技術を開発し、半月板損傷を対象とする国内初の再生医療等製品「セイビスカス®注」として製造販売承認を取得した。本技術では、患者の膝関節内滑膜から採取した幹細胞を培養し、関節鏡下で損傷半月板周囲へ移植することで修復を促進する。従来広く行われてきた半月板切除術は、長期的に変形性膝関節症リスクを高める課題があったが、本技術は半月板機能を温存しながら修復を目指す低侵襲治療として期待される。医師主導治験および第III相試験では、膝機能評価指標の改善、MRIでの修復所見改善、再断裂による再手術例なし、安全性良好などが確認された。大学発シーズが産学連携を通じて実用化された先駆的事例であり、今後は適応拡大や再生医療高度化による整形外科治療体系の変革が期待されている。

東京科学大学発の半月板再生医療技術が実用化へ ―半月板損傷患者に新たな治療選択肢を提供し、QOL向上に貢献―
図. 半月板損傷に対する自家滑膜幹細胞を用いた再生医療の概要

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医療・健康
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