2026-07-14 国立がん研究センター
国立がん研究センター中央病院は、小児・AYA世代に多い希少がんユーイング肉腫を対象とした国際共同第Ⅲ相臨床試験「INTER-EWING-1」に、日本で初めて参加し、先進医療Bとして試験を開始した。欧州や豪州など14か国が参加する本試験では、約900人を対象に、①分子標的薬レゴラフェニブの追加、②切除不能例での放射線治療線量の最適化、③切除例での術後放射線治療の減量、④ビノレルビン+シクロホスファミドによる維持療法の有効性をランダム化比較試験で検証し、新たな国際標準治療の確立を目指す。日本では年間約50人と患者数が少なく、新薬開発が進みにくいことから、アカデミア主導の国際共同研究への参画は重要な意義を持つ。本試験を通じて、日本の患者が世界水準の治療開発へ参加できる機会を確保するとともに、将来的な薬事承認や保険適用の根拠を創出し、小児・AYA世代や希少がん領域におけるドラッグ・ラグ解消につながることが期待される。

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