生物化学工学

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葉緑体との相互作用におけるミトコンドリア運動を発見

植物細胞内のミトコンドリアが見せる特異的運動形態“Wiggling(小刻みな揺れ)”に注目して、Wigglingがミトコンドリアと葉緑体との物理的相互作用に関与することを世界で初めて発見した。
生物化学工学

1つの細胞が異なるエクソソームを分泌する分子機構の発見 ~新たながん治療薬開発への応用に期待~

単一の細胞から性質の異なるエクソソームが相反する方向へ分泌されることを発見し、それらを生み出す2つの分子機構を解明した。
生物化学工学

アサガオの花びら(花冠)がまっすぐに伸びる力学的な仕組みを解明

変化アサガオのひとつで、花びらが折れ曲がる「台咲」系統を材料に、花びらがまっすぐに伸びる力学的な仕組みを明らかにした。花器官表面にあるミクロ構造「分泌腺毛」が、器官どうしの摩擦を軽減することで、狭いつぼみの中でも花びらが伸長できることが分かった
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生物化学工学

細胞外マトリックスの構築の仕組み~筋肉と骨格をつなぐ細胞外基質の強靱な繊維化~

ショウジョウバエの飛翔器官が構築される過程で筋肉と骨格を機能的に連結させる仕組みを研究し、両者を連結させる腱組織の構築において、細胞外基質[1]が強靱な繊維に変換されることを解明しました
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プルキンエ細胞の樹状突起が 軸索に対して垂直に伸びるため仕組み~βIIIスペクトリン遺伝子の重要性~

ニューロンの膜骨格成分で、5型脊髄小脳変性症の原因遺伝子でもあるβIII スペクトリンが神経回路形成に重要な役割を果たすことを見出した。
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肝臓-筋肉の臓器連関代謝サイクルの肥満による制御異常の解明

肝臓と筋肉において、野生型マウスと肥満モデルマウス間で変化した肝臓と筋肉における大規模代謝制御ネットワーク(トランスオミクスネットワーク)を構築し、血液の代謝物データと統合することで、肥満における臓器間の代謝物のやりとり(臓器連関代謝サイクル)の破綻のメカニズムを明らかにした。
生物化学工学

うずまき管の伸⻑を司る分子活性と細胞群の波を発見~綱引きによる細胞群の流れと臓器の成長~

マウスのうずまき管を生体外で培養し、管組織の奥深くに位置する細胞や分子の働きを顕微鏡観察する新たな手法を開発した。細胞の情報伝達に重要なERKと呼ばれるタンパク質がうずまき管頂端部から基部へ波のように伝播すること、また同時に、管の基部から頂端部にかけて細胞が集団移動することを明らかにした。数理モデル解析と実験により、ERK活性と細胞集団運動の波が隣の細胞同士の引っ張り合いを介して作られることを提唱した。
生物化学工学

中央アルプスと伊勢で発見された白いタヌキの体色変異の原因を解明

アルビノ遺伝子の哺乳類における広域拡散の初事例 2021-03-08 京都大学 古賀章彦 霊長類研究所教授らの研究グループは、中央アルプスと伊勢で発見された白いタヌキの体色変異の原因を、遺伝子解析により明らかにしました。 中央アルプス山麓で...
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コウモリ類の進化史を解明

高解像X線マイクロCTを用いて、世界のさまざまな種のコウモリとその他代表的な哺乳類の胎児期の成長解析と進化解析をおこないました。コウモリの共通祖先はまず初めに飛行能力を獲得し、そのあと3つの系統にわかれ、のちに2つの系統が超音波利用能力を各々個別に獲得したという進化史の全貌が明らかになりました。
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マウスTRPVイオンチャネルにメントールが作用する構造の解明

マウスTRPV3でモノテルペンが作用する2つのアミノ酸残基(アルギニンR567とグリシンG573)を発見。その2つのアミノ酸残基がラットTRPV1のモノテルペンによる活性化にも関わっていることが分かった。分子動力学シミュレーション法を用いて、R567が直接モノテルペンに結合することが分かった。
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卵子のための染色体分配装置の調整~動原体と微小管の接続を介した機構が紡錘体を正常に保つ~

2021-03-04 理化学研究所 理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター染色体分配研究チームの北島智也チームリーダー、オーレリアン・クートワ研究員(研究当時)らの研究チームは、染色体分配装置である「紡錘体」について解析し、卵子がつく...
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腸内細菌のD-アミノ酸が粘膜免疫を制御する仕組みを解明

2021-03-04 慶應義塾大学医学部,実験動物中央研究所,日本医療研究開発機構 慶應義塾大学医学部薬理学教室の鈴木将貴特任助教、笹部潤平専任講師、安井正人教授らの研究グループは、同内科学(消化器)教室の金井隆典教授、米国ハーバード大学メ...
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