医療・健康

幹細胞分裂タイプの違いが毛包の再生・老化を決定づけることを発見 医療・健康

幹細胞分裂タイプの違いが毛包の再生・老化を決定づけることを発見

加齢によって毛包幹細胞におけるXVII型コラーゲンが減少すると、再生型からストレス応答性の非対称分裂へとスイッチし、幹細胞の枯渇による毛包の矮小化と脱毛を引き起こすことを明らかにした。
EBウイルス関連リンパ腫由来細胞外小胞に含まれる多様な炎症制御性分子の発見 医療・健康

EBウイルス関連リンパ腫由来細胞外小胞に含まれる多様な炎症制御性分子の発見

EBウイルス関連リンパ腫細胞から放出される細胞外小胞に様々な炎症制御性タンパク質や脂質分子が多く存在することを明らかにし、EBウイルス関連リンパ腫の新たながん微小環境形成機序を提唱した。
精神神経疾患の病態を解析するための脳MRI計測・解析プロトコルを国内13施設で統一 医療・健康

精神神経疾患の病態を解析するための脳MRI計測・解析プロトコルを国内13施設で統一

精神神経疾患の磁気共鳴画像(MRI)研究を大幅に発展させる新たな計測プロトコルを開発し、オールジャパンの多施設共同研究体制を構築した。
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医薬品の適正使用情報を電子カルテを通じて提供、質の高い医療サービスと患者のQOL向上に貢献 医療・健康

医薬品の適正使用情報を電子カルテを通じて提供、質の高い医療サービスと患者のQOL向上に貢献

薬剤情報提供サービスは、医薬品に関する添付文書などの基本文書や、法令で定められた情報伝達に加えて、製薬企業が従来、MRや勉強会などを通して直接医療機関に提供してきた薬剤情報や患者向けのパンフレットなどを、電子カルテシステムや地域医療ネットワークを介して、診療時に医療従事者、または患者に速やかに提供するもの。今回、操作性や実用性を検証し、製薬企業から医療機関への新たな情報提供手段としての有効性を確認する。
心臓外科手術における効果的な輸血戦略を検証~コロナ禍の献血不足対策として~ 医療・健康

心臓外科手術における効果的な輸血戦略を検証~コロナ禍の献血不足対策として~

2016~2019年に心臓血管外科手術を受けた患者の輸血使用率および輸血使用量を、希釈式自己血輸血を受けた患者と受けていない患者(コホート群)で比較した。希釈式自己血輸血患者群では、輸血使用率は38.4%(コホート群:60.6%,p<0.001)、輸血使用量は3.5単位(コホート群:5.9単位,p<0.001)と減少効果を認められた。
老いた脳の修復力を回復させるメカニズムを発見 医療・健康

老いた脳の修復力を回復させるメカニズムを発見

加齢により衰えた、脳の神経回路の修復力を回復させるメカニズムを発見した。APJ受容体の活性化により、脳内の組織幹細胞、オリゴデンドロサイトの発達が促進されることを明らかにした。APJ受容体の活性化による神経回路の修復促進が、多発性硬化症などの疾患に対する治療に有効である可能性が示された。
関節リウマチの骨破壊の新しいメカニズムを解明~自己抗体をつくる細胞が傍関節性骨粗鬆症を誘導する~ 医療・健康

関節リウマチの骨破壊の新しいメカニズムを解明~自己抗体をつくる細胞が傍関節性骨粗鬆症を誘導する~

関節リウマチでは炎症関節の近傍の骨の骨髄中で抗体を産生する形質細胞が増加し、破骨細胞分化誘導因子RANKLを発現することで傍関節性骨粗鬆症がおきることを明らかにした。
双極性障害の新たな治療を目指して 医療・健康

双極性障害の新たな治療を目指して

日本では2019年6月に抗うつ薬で十分な効果が得られないうつ病に対してrTMSが保険適応(左前頭前野を高頻度で刺激)された。双極性障害の抑うつ状態への効果を期待して、右前頭前野への低頻度刺激のrTMSを先進医療で行っています。
子ども時代の情緒的虐待が、成人後のネガティブな情報に対する注意の向け方に 大きな影響を与えることを発見 医療・健康

子ども時代の情緒的虐待が、成人後のネガティブな情報に対する注意の向け方に 大きな影響を与えることを発見

子ども時代の情緒的虐待(暴言などの心理的虐待)が成人後の注意バイアス変動性に関連することを明らかにした。さらに、そのメカニズムに炎症やBDNF遺伝子が関与する可能性を見出した。
新型コロナウイルス感染症流行下では 10歳未満の小児のライノウイルス感染リスクが上昇した 医療・健康

新型コロナウイルス感染症流行下では 10歳未満の小児のライノウイルス感染リスクが上昇した

2021-03-15 東京大学医科学研究所 発表のポイント 新型コロナウイルス感染症の流行前後における呼吸器感染症ウイルス検出状況を比較しました。 新型コロナウイルス感染症流行下では、インフルエンザをはじめとする代表的な呼吸器感染症ウイルス...
手根管症候群を検査するスマホゲームを開発 ~機械学習で親指の動きから推定、早期診断へ~ 医療・健康

手根管症候群を検査するスマホゲームを開発 ~機械学習で親指の動きから推定、早期診断へ~

スマートフォンアプリを使った親指の運動解析と異常検知手法を用いた機械学習を組み合わせ、手根管症候群を簡便にスクリーニングする方法を開発した。
インターフェロン応答を阻害する新たなSARS-CoV-2たんぱく質の発見 医療・健康

インターフェロン応答を阻害する新たなSARS-CoV-2たんぱく質の発見

今回新たにORF6にも、強いインターフェロン抑制活性効果があることを見いだした。現在流行中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の配列を網羅的に解析した結果、インターフェロン抑制活性を欠失したと考えられるORF6の欠損変異体が散発的に出現していることを明らかにした。
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