有機化学・薬学

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細胞外小胞の新しい捕捉方法を開発~ナノワイヤによって捕捉する細胞外小胞を、がん診断の新しい指標へ~

細胞外小胞(EV)の新しい捕捉方法を開発し、当該方法で捕捉するEVのmiRNA(マイクロRNA)や膜たんぱく質の発現量が、がん診断の新しい指標として利用可能であることを発見した。
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エクソソーム(細胞外小胞)の多検体自動精製技術開発に成功

一度に96検体からエクソソームを精製することができる自動精製技術の開発に成功した。
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PD-1阻害剤によるがん免疫治療法の効果を高めるミトコンドリア活性化剤

がん細胞を攻撃するT細胞内に独自に開発した化合物EnPGC-1を送り込み、T細胞内のミトコンドリア活性を高め、さらにはT細胞の数を増やすことでマウスの腫瘍に対する攻撃性を高めることに成功した。
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イントロン由来の異常タンパク質が与えるストレス

スプライシング調節化合物の「スプライソスタチンA(SSA)」がイントロンからの翻訳を誘導し、異常タンパク質の凝集体の形成を介して、タンパク質合成の全体を抑えるという、一連の仕組みを解明した。
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C型肝炎ウイルスを抑制する新たな脂質代謝の仕組みを発見

肝細胞の脂質代謝プロファイルを詳細に解析し、フェロト―シスと呼ばれる、鉄依存的な脂質過酸化を促進することで細胞死を誘導する経路を介して、脂肪酸代謝がC型肝炎ウイルス複製を抑制するという新たな仕組みを明らかにした。
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新型コロナウイルスの増殖を抑える核酸代謝拮抗薬の発見

コロナウイルスやフラビウイルス等、広域的抗ウイルス薬としての期待 2021-09-14 北海道大学,日本医療研究開発機構 ポイント 北大創薬センターの核酸化合物ライブラリーを用いたスクリーニングと最適化研究を実施。 新型コロナウイルスを含む...
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Shagene AおよびBの化学合成~リーシュマニア症の治療薬リードの創製を目指して~

リーシュマニア症は、熱帯・亜熱帯の途上国を中心に100ヶ国近くで蔓延しており、現在約1200万人が感染している。これまでに治療薬として軟サンゴからshagene Aという天然有機化合物が単離されたが、本化合物は極微量しか得られない上に、現在はサンプルを使い切ってしまっていた。研究グループは、不安定な骨格の新規構築法を確立することで、shagene Aの完全化学合成に成功した。
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たった1回の投薬で効く体内触媒戦法~細胞毒性ペプチドを金属触媒でがん細胞に貼り付ける~

遷移金属触媒を用いて、マウス体内のがん細胞表面に「細胞毒性ペプチド」を貼り付けることにより、腫瘍の成長を抑制し延命させることに成功した。
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卵巣がんの抗がん剤耐性機序に関与する分⼦を同定

卵巣がん患者腹⽔中のがん細胞から作成した3 次元培養細胞(スフェロイド細胞)を⽤いた新たな解析⼿法を駆使し、再発卵巣がんで問題となるプラチナ製剤に対する耐性化の機序に関与する分⼦を同定した。
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転写因子KLF5が筋萎縮の発症に重要であることを発見

転写因子Krüppel-like factor5(KLF5)が筋萎縮を促進することを明らかにするとともに、KLF5の働きを抑えるAm80という薬剤を飲むことにより、筋萎縮の発症が防げる可能性を新たに発見した。
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ケトン食で筋ジストロフィーモデルラットの病態を改善

中鎖トリグリセリドを含むケトン食を摂取させることにより、デュシェンヌ型筋ジストロフィーモデルラットの病態が改善することを発見した。
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二次元膜粘性の分子論的起源を解明~創薬及び生体膜などの機能制御への応用の可能性~

脂質分子の尾部(疎水性の炭化水素鎖)の運動を中性子とX線分光法で観察することにより、モデル生体膜の粘度を測定する新しい方法を開発した。さらに、膜粘性の分子的起源は脂質分子が周辺の分子との相互作用によって受ける脂質分子間の摩擦であることが実証された。
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