2021-04-17

有機化学・薬学

スパコンを用いた長時間MDシミュレーションが解き明かす変異型EGFRタンパク質の構造と治療薬感受性

EGFR-L747P変異について、EGFRチロシンキナーゼの活性化機構や薬剤感受性を高精度コンピュータによるマイクロ秒タイムスケールの長時間分子動力学シミュレーションにより、EGFR-L747Pが常に活性化構造をとっていることが明らかとなった。不活性化構造に結合するタイプの阻害薬に抵抗性を示す理由を説明することができ、実験的検討からEGFR-L747P変異選択的に阻害活性を示す化合物を発見した。
医療・健康

インターロイキン-11陽性細胞は大腸がんの再発に関与する

大腸がんの形成に関わるインターロイキン11(IL-11)の産生を、生体内で可視化できるマウスを作製した。大腸がんモデルならびに大腸炎モデルを作製して解析し、IL-11陽性細胞は大腸炎や大腸がんの進展に伴い局所に出現することが分かった。また、IL-11陽性細胞で高発現している一群の遺伝子発現は、ヒト大腸がんの再発率と関係していることを明らかにした。
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