2021-04-08

細胞遺伝子工学

テロメアの近くで起こる組換えとシナプシスの関係

相同染色体間の物理的な接着(シナプシス)がテロメア近傍での組換えに果たす役割を、ゼブラフィッシュを用いて解析した。シナプシスはテロメア近くで組換えの開始には重要ではないが、正常に終わらせるために必要であることがわかった。
医療・健康

肝臓再生の開始と停止の鍵を握る機械刺激~肝臓毛細血管における機械的恒常性と肝臓再生~

肝臓の損傷によって生じる機械的な刺激(血流速度の変化)が肝臓再生の開始と停止に関与することを明らかにした。
細胞遺伝子工学

一細胞解析から細胞変換を読みとく~繊維芽細胞から特定神経細胞へ変換させる転写因子を決定する~

ヒト線維芽細胞に複数の転写因子を導入しさまざまなタイプの神経細胞に変換する過程において、どの転写因子が細胞変換を決定するのかを一細胞解析から導き出す手法を開発した。
細胞遺伝子工学

新たな1細胞RNA分画解読法の開発に成功~ナノポアシーケンサーを用いた高精度解析を実現~

マイクロ流体技術により一つの細胞から核RNAと細胞質RNAを分画し、それぞれをナノポアシーケンサーで解析し、RNAアイソフォーム(遺伝子ファミリー)の細胞内局在を定量する「ナノ1細胞分画解読法(NanoSINC-seq法)」を開発した。
生物環境工学

弱い光に耐える植物の葉緑体はときおり当たる強光にも耐えられる

数種類の植物に変動光を与えて、損傷を比較したところ、弱光環境下でも生育する耐陰性の強いクワズイモの光化学系 I は損傷を受けにくく、しかも、栽培時の光強度が弱いほど光化学系I の「変動光」耐性が強いことを発見した。
細胞遺伝子工学

ヒトのナイーブ型iPS細胞から胎盤細胞を作る 〜体外での胎盤発生モデルの構築に成功〜

ヒトのナイーブ型iPS細胞から初めて栄養外胚葉(TE)の作製に成功し、胎盤細胞へ続く細胞群への分化も確認できた。ヒトの初期胚の研究において、体外で胎盤細胞の分化過程を模倣するモデルが構築出来た。着床前後の胎盤細胞の変化を調べることが可能となる。
医療・健康

脳オルガノイドの研究と臨床応用での倫理問題を体系化~今後の国際的な指針作りに向けて~

オルガノイド(organoid)とは、多能性幹細胞(iPS細胞やES細胞)などを用いて、臓器の形成過程を体外で模倣し、作製される三次元組織を指す。iPS/ES細胞由来の三次元脳組織(脳オルガノイド)を用いた研究と臨床応用において生じる倫理問題を明らかにした。
医療・健康

医学部附属病院において新型コロナウイルス感染後の肺障害に対する生体肺移植を行いました。(2021年4月7日)

京都大学医学部附属病院では、新型コロナウイルス感染後の肺障害に対する生体肺移植を実施した。新型コロナウイルス感染後の肺障害に対する肺移植手術は日本初であり、さらに生体肺移植としては世界初の手術。
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