東京大学医学部附属病院

有機化学・薬学

体液に触れると瞬時に固化する合成ハイドロゲルで速やかな止血を実現

体液と接触した際に速やかに自己固化する合成ハイドロゲルを設計しました。このハイドロゲルは、はじめは液体ですが、体液の一種である血液と接触すると瞬時に血液を巻き込んだ固化を起こし、止血に至ります。
医療・健康

“スポーツ×生理”に特化した次世代型オンライン教材「1252 Playbook」を制作

東大病院女性診療科・産科は、女性アスリート特有の健康問題に対し、障害予防やコンディショニングの点から診療を行うため、女性アスリート外来の設置やコンディショニングガイドの発表、トップアスリートのモニター調査などに取り組んでいます。
医療・健康

卵巣がんの新しい治療標的を同定~がん研究に医療ビッグデータとコンピュータ科学を活用~

医療ビッグデータとコンピュータ科学を活用し、卵巣がんの新しい治療標的として、「LKB1-MARK3経路」を同定しました。卵巣がんのうち最も死亡者数の多い「高異型度漿液性卵巣がん」の新しい治療法の開発につながると期待できます。
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生物化学工学

ビタミンCを脳に届ける運び屋を発見~必須栄養素研究における長年の謎を解明~

培養細胞や遺伝子欠損マウスを用いた実験などから、膜輸送体の一つであるSLC2A12トランスポーターが血液から脳へのビタミンC供給に重要な役割を果たすことを見いだし、「ビタミンC排出タンパク質:VCEP」と名付けました。
医療・健康

AIで医療画像と診療情報を統合~高精度な疾患画像判別モデルを開発~

画像と数値など異なる種類のデータを同時に学習することが可能なマルチモーダル深層学習の技術を用いて超音波画像に診療情報を統合する新しい肝腫瘤の疾患画像判別モデルを開発しました。飛躍的に診断能を向上させることが可能となりました。
医療・健康

ヒトiPS細胞由来機能性顆粒球の大量産生法を確立することに成功

担がん患者は元来易感染状態で感染症の発症リスクが高いため、がんに対して化学療法を行うと、血球減少による感染症の発症が大きな問題となります。高度顆粒球減少症例の感染症治療は、顆粒球減少期の重症感染症に対する新たな対策が必要です。ヒトiPS細胞に複数の遺伝子を導入し、培養条件を最適化することによってiPS細胞から顆粒球を大量産生する新規技術を開発し、迅速に十分量の顆粒球を供給できる基盤を確立することに成功しました。
医療・健康

富士通、東大病院と心電図から心臓の動きの異常を推定するAIの臨床研究を開始

心電図のデータから心臓の動きの異常を推定するAIについて、その有効性を検証するための臨床研究を東大病院において開始予定。
医療・健康

B型肝炎ウイルスによる肝発癌機構を新たに同定

「HBVが産生するウイルス蛋白HBxは宿主蛋白Smc5/6を分解することで、ウイルス複製を促進するだけでなく、宿主DNAダメージの修復阻害にも働いているのではないか」と考え検証を行った。
医療・健康

深層学習技術を応用した手術検討ソフトウェアでクラスⅡの医療機器の認証を取得

手術計画の検討に特化したソフトウェア「GRID」(グリッド)は手術計画を検討することに特化し、深層学習技術などの画像処理技術を駆使して開発された世界初の手術検討ソフトウェア。手術シミュレーションを効率よく検討するための多数の機能(自動位置合わせ機能、自動セグメンテーション機能などの自動処理や、組織の部分移動や削除機能などのバーチャルリアリティ操作)が搭載されている。
医療・健康

糖尿病網膜症発症に関わるゲノム領域を同定~新たな予防法・治療薬開発の足がかりに~

日本人の2型糖尿病患者を対象としたゲノムワイド関連解析(GWAS)を行い、「糖尿病網膜症」の発症に関わる二つの疾患感受性ゲノム領域を新たに同定した。
医療・健康

身体のあらゆる場所にできる「稀少部位」子宮内膜症~大網子宮内膜症の症例レポート~

2021-02-18 東京大学医学部附属病院 東京大学大学院医学系研究科 生殖・発達・加齢医学専攻 博士課程3年の荒川知子大学院生(東京大学医学部附属病院 女性診療科・産科 病院診療医)と、東京大学医学部附属病院 大腸・肛門外科の石原聡一郎...
医療・健康

関節リウマチの遺伝素因と関連する新規治療標的を同定

炎症環境下における滑膜線維芽細胞の統合的解析で実現 2020-11-06 東京大学医学部附属病院 関節リウマチは、持続的な滑膜の炎症が関節破壊をもたらす代表的な自己免疫疾患です。近年登場した生物学的製剤や分子標的薬は、関節リウマチの治療を大...
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